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日本が国家として認めていない国・地域 [調査、評価]






日本が国家として認めていない国・地域

世界の他の国は国家として認めていますが、日本は国家として認めてない国もたくさんあります。

主に政治的な理由でございますが、馴染み深い国などもあり、色々興味深いです。


現在、日本と国交がある国は194ヵ国、これに日本を加えて「世界には195ヵ国が存在 する」というのが日本政府の公式見解です。

国家が成立するための三要素は「領土、国民、主権」だと言われています
しかし、世界にはその3つを兼ね備えていても、国家として認められていない国があります。



台湾

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日本は1952年の日華平和条約により、中華民国(台湾)との国交を樹立してました。

しかし、1972年9月29日、日中共同声明により中華人民共和国を「中国の唯一の合法政府」と承認して国交を樹立したことに伴い、台湾との国交を断絶してます。


しかし、人口も2300万人とオーストラリアよりも多く、経済的には安定しており民間レベルでの交流は非常に活発です。
台湾でも日本のゲームや漫画などの文化が大人気ですね。
中華圏で日本マニアは好日族とも呼ばれます。

日本は台湾の「中華民国」を国家として承認していないが、事実上は独立した地域として国交に準じた関係を結んでいるのが現状です。


台湾と国交がある国は23ヵ国です。(パラオ、パラグアイ、ハイチ、バチカン市国等)

これら23カ国はいずれもその代償として中華人民共和国とは国交を結んでいないのです。


台湾、中国それぞれ、中国全土を含む領有権を主張しているため、どちらか一方を国家承認すると、もう片方を敵視することになります。「中国はどちらかひとつ」なのです。


国連はかつて加盟いてましたが1972年に追放されてます。


台湾の主張する国家の領土は台湾はおろか中華人民共和国より広く、モンゴルも含み、さらにロシア連邦のトゥヴァ共和国、アフガニスタンやタジキスタンの一部も含んでいて、首都は台北じゃなくて中国大陸の南京です。(台北はあくまで臨時首都)

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北朝鮮

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日本は北朝鮮を国家承認していません!
日本人を次々と拉致した犯罪国家ですからね。
もっとも正式な理由は韓国政府を「朝鮮にある唯一の合法的な政府」としているためです。


しかし北朝鮮は国連には加盟しており、国連加盟国の中では唯一日本が承認していない国家となっています。
北朝鮮は1991年に韓国と同時加盟しています。

韓国も意外と最近国連に加盟したんですね。
その理由は冷戦中は、北朝鮮の加盟はアメリカが反対、韓国の加盟はソ連が反対していました。
ですから、冷戦が終結する1991年でようやく韓国も北朝鮮も国連に加盟出来たのであります。







パレスチナ

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国連加盟の193か国中、134か国が国家承認しており、他34か国と外交関係を結んでいます。
だが日本は自治区として扱っているにすぎないのです。

その理由はアメリカの同盟国だからでしょう。
アメリカの仲間のイスラエルの敵でもあるパレスチナはアメリカにとっては国家として認めるわけにはいきません。
そのためパレスチナは国連にもこの先しばらくは入れないとされています。

国連加盟には安保理の承認が必要となるので拒否権が発動されれば国連には加盟できません。最近では、パレスチナの国連加盟はアメリカが拒否権を発動するから無理だろうと言われてますね。

日本とパレスチナの関係は国家承認はされてはいませんが、良好な関係だとも言われています。

日本政府はパレスチナ日本代表事務所長を「大使」という名称を用いて外交活動を展開しています。

日本が国家承認していない地域において、外交官に「大使」の呼称を用いるのは異例であり、国家として正式に承認はしていないものの、それに準じた扱いとなっているのです。

また、2012年11月29日に開催されたパレスチナに国連オブザーバーの地位を与えるか否やの決議で日本は賛成票を投じています。



ニウエ

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ニュージーランド北東の孤島で、日本からは国家として承認されていません。

ニウエは人口1800人弱で面積259平方km極小国家です。(国家と認められればの話)

住民はポリネシア人です。1774年に西洋人で初めてここを訪れたクック船長は、島民たちに攻撃されたため「野蛮人の島」と名付けてます。

1830年にキリスト教を布教させるためにやって来たロンドン宣教師協会のジョン・ウィリアムズがとりあえず島に宣教師を育成しようとしたが失敗。

キリスト教の代わりにインフルエンザや性病を広めたので、島の人口は激減してしまう。
(ジョン・ウィリアムズはその後、1839年にバヌアツ国のエロマンガ島で人食い人種に食われてしまった)

その後イギリス保護領になったのですが、島民の知らない間にニュージーランドの支配下にされ、しかもクック諸島の一部として扱われます。

そして1965年にクック諸島が自由連合になると、ニウエはクック諸島から分離して74年に単独でニュージーランドと自由連合を組んで、独自の憲法や議会が設置され、首相と3人の閣僚からなる政府が発足しました。
外交面ではWHOやユネスコに加盟し、太平洋諸島フォーラムの加盟国になりました。

現状は人口1800人の観光もなく、栽培に適した土地もない島なので現在では島の人口の10倍に及ぶニウエ人がニュージーランドで暮らし、「国」の経済は彼らからの送金に支えられている状況だそうです。

ニウエは世界最大の「ポルノ大国」

ニウエはインターネットのカントリードメイン「nu」を割り当てられているがこの島では使いようがないのでアメリカの団体にドメインの登録管理権を譲り渡して、うまくいかない観光産業に代わって島の収入源にしようとしました。

その結果、「nu」はヌードを連想するということで、アダルト業者の人気を集め、「nu」ドメインのアダルトサイトはのべ294万7800ページで世界第4位。人口1人当たりにすると1638ページで、ダントツの世界第1位になってしまった。(アダルトサイトはエロ大国日本の「jp」は270万0800ページです)

「ポルノ大国」の濡れ衣を着せられたニウエ人の間では、「アメリカ人に騙された」という声が挙がっているそうです。







マルタ騎士団

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なんと領土なき国家が存在します。(日本は国家承認していません)
政府はイタリア・ローマにあるビルの一室。ビルに入るには厳しい「入国審査」が必要なようです。

マルタ騎士団の起源は、十字軍遠征の前にエルサレム近くに作られた巡礼者向けの宿舎兼病院で、巡礼ルートの警備もしていたそうです。

やがて十字軍の遠征とともにヨーロッパ各地から騎士が集まり、聖地防衛のために尽くしたということで、1113年にはローマ法王から聖ヨハネ騎士団として公認されています。

1798年ナポレオン1世にマルタ島を奪われた後もこの名称で今日まで存続している。

こんな領土のない国家でも国民(会員)1万2000人おり、国家というよりも政治団体です。

それでも「十字軍」時代以来の病院経営を武器に、カトリックが強い諸国に医療援助を行っているため、世界の104ヶ国との正式な外交関係を持ち、他6ヶ国と公式な関係があり、在外公館を保有しているそうです。

国連では1994年に「オブザーバーとして参加するために招待を受ける実体あるいは国際組織」のひとつとして扱われています。

国家が成立するための三要素とは「領土、国民、主権」だと定義されていますが、そんな常識を覆してしまうような「国家」がマルタ騎士団ですね。







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