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地名の由来!日本で一番多い地名は? [調査、評価]

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地名の名前はいつの時代からついてるの?



地名の由来

もともと地名というものは、その場所に住み始めた人々が、あるいはその周辺に住む人々が、その土地を覚えるためにつけられ、他の土地と区別して呼ぶために付けた名前です。

その際、土地の名前は意味をもった言葉であるはずで、その土地の特徴を端的に表わす根拠があるのが本来の原則です。

日本では地名を付けるのは神聖な行為であり、安土桃山時代以前は、天皇にのみ許された行為でした。
つまり太古の昔から地名は変わらず伝承されてきたのです。



地名の由来には様々なものがあります。
・ 地形説
・ アイヌ語説
・ 災害地名説
・ 渡来人説
・ その他

縄文時代以前の日本列島には最初に南方から原ポリネシア語を話す民族が渡来して住みついていたと言われています。
一説によるとその時から原ポリネシア語で地名を付けていたと思われます。

その時につけられた地名は、昔も今も殆ど変わらない発音で生きて使われています。

北海道や東日本はアイヌ語が由来となった地名も多いです。

北海道の地名は難しいものが多く、アイヌの人たちが付けたものに、後から漢字を当てたケースが多いからだそうです。

「ナイ」「ペツ」「ピラ」「ポロ」等がアイヌ語に特徴的な地名です。

地名の由来はさまざまあり、学説が分かれる事もお多いです。漢字が伝来する前から呼ばれており、不明な点も多いのが実情です。




参照:ポリネシア語で解く日本の地名・日本の古典・日本語の語源 http://www.iris.dti.ne.jp/~muken/timei05.htm,date of access:05/08/01 など) 304kofunhyougo.jpg



地名の由来


地形や土地の特徴

地形の特徴から地名を作るのは、とても多く一般的な命名方法であります。
古い時代に付けられた地名に多い。
田畑など半ば人工的に作られた特徴も地名の一部になっています。



人名

西洋では土地に人名が使われる事がとても多いですが、日本は比較的人名が使われる事は少ないです。

西洋人は異人種・異教徒・異言語の住人や土地を征服・支配することが多かった歴史がありますので、
新しく支配した住人に権威を見せるためにも人名の地名を使っています。

日本では江戸時代の新田の名に開墾者の名をつけることがありました。

明治時代以降にも開拓地の地名で人名から地名を付けることがあったが、それほど人数はありません。

人名の土地の由来の例

東京・八重洲→ヤン・ヨーステン(由来は、徳川家康に信任されていた)
東京・有楽町→織田有楽斎 
東京・半蔵門→服部半蔵
大阪・道頓堀→安井道頓
兵庫県神戸市・伊藤町→伊藤博文



職業や会社名、組織名

日本では近世の城下町の建設期に、職業を冠した町に職人を集住させてます。(鍛冶町、問屋町など)。


企業名が地名になった町

・東京都府中市東芝町(東芝)
・大阪茨木市松下町 (松下電器)
・愛知県豊田市トヨタ町(トヨタ)
・群馬県太田市スバル町(スバル)
・大阪府池田市ダイハツ町(ダイハツ)
 



人工的に命名

二つの地名から一部ずつ取り出して別の語を組み立てた地名は、合成地名と呼ばれます。
漢字二字の地名二つから一字ずつ抜き出して別の二字地名を作り出すのが典型です。
明治以降合併の際、よく使われました。

例、神奈川県中井町(中村と井ノ口村)








動物の名前の入った地名は動物と関係がない?

動物や植物とは本来関係なく、ほとんどが同音あるいは近音の漢字にあてたものであります。


サルはアイヌ語で葦原(あしはら)という意味です。
葦原とは葦という植物が多く生えている所です。
(帯広の猿別、稚内の猿払)

アイヌ語以外では猿のつく地名の猿はザレすなわち崖を意味する言葉です。

熊本県の猿渡川は猿が渡る川ではなく、山が崩れて欠けた所をザレと呼びこの下を渡るところを猿渡と呼んでます。


土石流をへびに見立てた疑いがあります。
去年土石流が発生した広島市八木町は、かつては蛇落地悪谷という地名で、のちに八木上楽地芦谷に改名し、現在の八木町になってます。


水流(つる)即ち水流が語源です。
鶴という地名は川の近くに多い。

獅子
獅子は縮むと言う意味で狭まった場所のことです。


「カニ」という言葉には、「曲尺(かねじゃく)」の「カネ」と同じく「曲がる」という意味があります。


実は語源が「」だそうです。そう、土石流の「流」なのです。


つまり「動物地名」などというものは、語源的にはほとんどが動物と関係ない地名なのです。
当て字として動物の漢字が使われているのです。
とはいえ、実際に動物が由来の土地もあると思います。
あくまでも動物と関係ない地名が多いとの事です。

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全国にある一般的な地名




古来より神社には人々が集まり、門前町が形成されてきました。それに伴い、おのずと「宮町」などといった地名がつきました。
一宮や大宮、西宮など日本全国には大きな神社の門前から、小さな祠の土地にまで数多くの「宮」を含んだ地名があります。

全国に219件カ所カ所

○日市

日本全国には、「○日市」といった、定期市の名残である地名が至る所に存在します。例えば「六日市」という場所は、毎月「六」が付く日に市が開かれていました。

○○市は一から十一まであり全国に390カ所あります。



中央

全国の都市部には、【中央】という名前がよく使われてます。
【中央】という地名は152件





新しく出来た地名

戦後関西だと私鉄が宅地開発したときに「荘」とか「園」とかつけるのが流行り、関西を、中心に 「○○園」「○○荘」という地名が多くつけられます。


高度成長期ごろをピークに「○○ヶ丘」と名付けられるようになります。
こちらは全国で使われてます。

新築の分譲地や新しく地名にはやたらと「~~台」や「~~ヶ丘」「~~野」などの名前がついてますよね。

例として東京に多い「富士見台」「ふじみ野」「ひばりヶ丘」。

これら新興住宅地はより響きの良い名前がつけられる事が多く、実際の地形とは関係がなく「丘」「台」の名称がつけられた所もすくなくありません。

全国で三百種以上の「○○ヶ丘」が存在し、全国に1143カ所あります。

なんと「緑ヶ丘」という地名は全国で100カ所以上あります。

1962年に完成した千里ニュータウンの吹田市側の全ての町に「○○台」と名付けられたのが、「○○台」ブームの先駆ではないかと思われます。以来「町名の○○台」は全国に広がり、現在もなお新たな「○○台」が続々と誕生していています。
全国に1435件


特に最近の傾向は「○○○野」がつけられてます。

1995年に「あきる野市」の誕生した事で「○○○野」という地名がブームの先駆けだと言われてます。

○○○の部分がひらがななのがポイントで、柔らかみと温かみを演出しています。

「○○○野」は特に関東地方に集中してます。

全国に83箇所あります。

これら〜台、〜ヶ丘、〜野はイメージアップを図るために使われてます。








自然災害と関係のある地名


「池」= 低く湿った地形をしめす

「沼」「川」「潟」=地盤が弱い恐れがある。

「谷」「沢」=雨水が集中する地形を示す

「荒」=地すべりや土石流を示唆する

「窪」「久保」=くぼ地をしめします。

「芦」「柳」「蓮」=湿地地帯

「江」=海が陸地に入り組んだ地形を表す。

「倉」=土砂崩れが起きた土地
もともとクラとは急斜面を表し、非常に危険な場所。
そこから、崖崩れなどの災害に起こった土地に付けられたと考えられています。

「芝」=これは川の近くにあった地名で、ここも災害が起こりやすい場所と言われてます。

「草」=「草」のことですが、この場合は枯れ草(しかも悪臭を放っている)を表します。

「梅」=ウメは埋め立て地のウメです。
しかも、人工ではなく地滑りで埋まってしまった場所です。

もちろん、「梅」自体は、この他にも色々な意味で使われていますので、単純に自然災害と結びつけてしまうのも早計です。

大阪市の大阪駅前の「梅田」も埋め立て地です。
しかし、ここは、地滑りで出来た埋め立て地でははありません。

「嶋」=デルタ地帯に形成された島状の地形をあらわす。

「俣(また)」=河川が合流する地点を意味していて、自然災害と無関係ではありません。

「津」= 船着き場。または、渡船場のこと。

「泓」「深」・=水気の多い湿地です。

※漢字の由来はあくまでも由縁があるだけで、参考程度なものです。


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全国地名ランキングベスト5

日本の地名は約7万種ほどあると言われてます。

国土地理院の「数値地図25000(地名・公共施設)」によれば全国で地名数が多いベスト5は以下のとおりです。


1位 中村  698ヶ所

郡や荘園の中心や中心村落が「中村」と呼ばれた事によって、歴史的に主要な地名だけでも200を超えている。郷、庄(荘)、保などでも多数の「中村」が存在します。
名字としても多く使われており7位となっています。
日本で一番多い地名堂々の1位です!

2位 新田  670カ所
新たに田や畑などとするため開墾して出来た農地に由来してます。


3位 原  569 カ所
原とは、草の生えている平らで広い土地または、耕作されていない平地を指す言葉、そこから地名になってます。


4位 本町  434 カ所

本町はいくつかのパターンがあります。
①いくつも別れた町のおおもと。
②その地域の中心地、または過去中心地であった場所
③上記①かつて領主の館があった場所
④もともと「○○本町」という町名だったものが、「本町」だけが残った。



5位 本郷  415カ所

古代、日本でまず国・郡の下に里が置かれたが、715年に里に代えて初めて郷が置かれました。

郷が人民把握の最小単位に位置づけられます。

中世になりその地域で、政治的・経済的・流通的に中心となる役割をはたす郷を本郷と呼ぶようになったようです。

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日本の地名に多い字TOP10は、
町、川、目、丁、田、山、大、野、中、でいかに地形から地名を取ってるのが多いとわかります。

特定の地域の地名の成り立ちや各地の命名法則などについて研究する学問を地名学といいます。

日本などでは、学問分野としての確立はまだ見られないですが、世界的にはヨーロッパを中心に、一学問分野として見られている国も少なくないです。

地名を調べることにより歴史から文化、自然の教訓まで様々な事が知る事ができ大変興味深い。

名前をつけられた地名の数は7万種類。
その7万種類にそれぞれの歴史が潜んでると思うと、非常に興味深いですね。









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