偽ガソリン・軽油が蔓延する? [調査、評価]
韓国、偽物ガソリンを販売
118箇所ものガソリンが検挙
図参照:ライブドアブログ
韓国で「偽ガソリン」がまん延中らしい!
走行中にエンジン停止の恐れもあり大変危険とのこと。
偽ガソリン、偽軽油は異なる石油製品を混ぜて売っており車が壊れる恐れがあるとのこと。
ガソリンスタンドでの偽ガソリンや偽軽油の販売が問題になっている韓国で、対策として7月1日から「石油製品取引規模毎週報告制度」を実施するとしてます。
これに対してガソリンスタンド協会が猛反発!
対立が深刻な状況になってます。
韓国ガソリンスタンド協会は「毎週報告制度」の導入に反対し、今月12日に全国のガソリンスタンド3000カ所以上を一時休業すると発表した。
ところが、12日には実施日を24日に変更した。同協会は当初「毎週報告制度」の撤廃を求めていたが、実施を2年後に先延ばしすることで譲歩の姿勢を示しています。
つまり、ガソリンスタンド協会が猛反発する理由は、偽ガソリンを使い続けたいのかもしれません。
偽ガソリン・軽油について調べてみました。
偽ハイオク、全国209ヶ所のガソリンスタンドで販売(2012年度)
偽ハイオク、全国209のGSで…過去5年調査 (参照 2012年4月YOMIURI ONLINE(読売新聞)
【調査対象】 過去5年間、全国の約3万5000か所のスタンドで調査
経済産業省資源エネルギー庁の調べで分かりました。表示の違いが分かれば、その都度、指導して是正していたそうです。
≪茨城県や岐阜県などのガソリンスタンドでレギュラーガソリンを「ハイオク」と偽装した問題が起きてます。
実際は、レギュラーにもかかわらず「ハイオク」と称して販売していたガソリンスタンドが、過去5年で全国で延べ209か所に上ったことが、経済産業省資源エネルギー庁の調べでわかってます。
レギュラーをハイオクとして騙して売ってたお店がわかってるだけで200件以上とは酷すぎますね。
騙して差額を儲けてるわけですから詐欺罪がてきよされても良さそうですが、指導だけだそうです。
指導後は大半が改善されたとのこと。
だがガソリンとハイオクは見た目ではわからないぐらい同じで微妙に匂いが違うそうです。
だが一般市民だと見分けるのが難しいそうです。
ハイオク指定車にレギュラーを入れると、エンジン内部では異常燃焼(ノッキング)が起きやすくなります。 さらに燃費も落ちます。 特に輸入車ですと、エンジンが壊れる事があるそうです。
不正軽油、硫酸ピッチ
不正軽油とは、日本において軽油に課せられる軽油引取税の脱税を目的として不正軽油が行われてます。
不正軽油とは
重油と灯油を混ぜたものに、硫酸入れて作ったものです。
この時、副産物として硫酸ピッチが一緒に出来てしまうのがさらなる問題となっています。
不正軽油60ℓ作ると硫酸ピッチが1ℓ排出されるそうです。
硫酸は、重油と灯油の両方に入っている軽油識別剤のクマリンを消すために 入れてあります。
※(クマリンとは、軽油識別剤で軽油引取税の脱税防止のため、1990年から識別剤として灯油及びA重油に、1 ppmの濃度で添加されてます。軽油に灯油などが不正に混合すると蛍光反応が出て、不正がバレるようになってます。)
重油も灯油も軽油も製造原価はほとんど同じですが、軽油のみ税金がさらにかかります。
軽油に混ぜた分だけ、税金が安くなるようになり、不正軽油は一言で言えば脱税ですね。
硫酸ピッチ問題
硫酸ピッチとは、不正軽油を密造する際に発生します。
強酸性で強い腐食作用を持つ上、水分と反応すると人体に有害な亜硫酸ガスを発生させます。
ドラム缶に詰められ不法投棄されることから問題になっています。
その不法投機されたドラム缶が腐食し、土壌などの環境汚染を引き起こしています。
粗悪ガソリン
通称品確法と言う法律では、ガソリンに4%までの灯油の混入が認められています。
これは、タンク・ローリーを兼用した場合を想定して制定されているが、これを悪用してわざと灯油を混入していた業者が逮捕された事件がありました。
不正軽油によって燃費が2割も悪くなった例があります。
また灯油混入ガソリンの代表的なエンジンの症状としては水温が高くなったのが多いようです。
粗悪ガソリンの簡単な見分け方
①アイドリング中に水温度が通常よりもより高めになる。
②アイドリング中の振動が大きくなり、酷い場合はダッシュボード周りから共振音が出る。
③加速力が落ちて、燃費も悪化する。
④ガソリン特有の揮発性の刺激臭が少なく、マッタリとした臭い。
参照 http://www.poweraccel.co.jp/over-heat.html
JAや高速道路内のスタンドは公共なので脱税行為まがいのことはしないようですので間違いなく安全だそうです。
また、安すぎるガソリンスタンドも少し怖い気もします。
ガイアックス(合法です)
ガイアックス(GAIAX)とは、かつて日本で発売されていた高濃度アルコール燃料のブランド名です。
1999年頃からベンチャー企業であるガイアエナジー株式会社が韓国より輸入し、販売を開始してました。
通常のガソリンより10円安く売られてました。
ガイアックスの成分は環境省の分析によると
炭化水素分49.3%
イソブタノール 21.2%
イソプロパノール 12.0%
添加剤としてオクタン価向上剤の MTBEが17.4%
です。
原料は天然ガスであるとされる。
石油関連団体・政治家の圧力が指摘されてました。
備蓄用の大型タンクが借りられず安定供給ができないようにされて、不当な圧力にさらされてたとの声もあります。
2003年8月28日から、揮発油等の品質の確保等に関する法律により販売が禁止されています。
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ガソリン価格がリッター160円を超えて依然と値上がり傾向となっています。
韓国でこのような偽ガソリンが出回っている事は、日本でも無いとは言い切れません。
過去に偽ハイオク事件や不正軽油事件などありますからね。
ほとんどのスタンドが真面目に営業していると思いますが、たまには燃費チェックや水温計、ノッキング具合など見て、チェックしてみるのもいいかと思います。