顔の成り立ち、歴史!理想の顔とは? [調査、評価]
赤ちゃんが可愛い理由
赤ちゃんは可愛い。そしてその可愛さには、科学的な秘密があったのです。
人の赤ちゃんは、他の動物と違い、親への依存が大変高いです。
生きるために、世話をしてくれる人の存在は大きく親の存在が大きい!
そこで、可愛さが、世話をされ保護をしてもらうための大変重要な鍵となっているそうです。
つまり、可愛ければ可愛いほど、親は確実にめんどくをみてもらい、生き残る確立もあがるということ。
では、何がそんなに可愛いのでしょうか。
「ベビースキーマ」と呼ばれるものがあります。このベビースキーマにあたるものが、よく赤ちゃんに向けて「可愛い」と使われるものです。
例えば、体に比べ大きく丸い頭、大きな目、膨らんだほっぺ、大きなおでこ、丸っこい体、そして柔らかさがこのベビースキーマの条件にあたります。
人間に限らず、他の動物の赤ちゃんもこのベビースキーマの条件に当てはまっている場合が多々あります。
生き物だけでなく、中にはこのベビースキーマは人や動物だけでなく車などの物質にも応用できます。
ベビースキーマに当てはまる可愛いものを見ると、脳のスイッチが入り、世話をしたい、世話をして充実感を得たい、という気持ちが高くなるそうです。
赤ちゃんの可愛さは、生き残るための生物の仕組みにあったわけです。
人の顔について調べてみました。
目
目の視野は200度。立体視は役120度も見れます。
視覚情報は脳の半分以上も使われて処理されています。
ちなみに視覚神経の数は聴覚細胞の30倍もあります。
そのため人は視覚動物とも呼ばれています。
鼻
鼻は1万種類もの匂いを嗅ぎ分けることの出来る。
なかでも腐った臭いには敏感です。
古代の時代から食べれるか判断する際に重要な役目が鼻なのです。
口
口は生きるために欠かせない食べ物の取り入れ口です。
口にもセンサーがあり、腐った物や毒があるものは少量でわかるようになってます。
酸味、毒味はすぐに気づきます。
甘みや塩味、旨みなどのエネルギー源には比較的に鈍感で大量にとって始めて満足できます。
耳
耳は驚くほどの音感レーダーです。
かつて暗闇の中でも瞬時に危険を知るのに役立ってました。
それに言語が発達するとコミュニケーションをとるのに役立つ。
人がもっとも良く聞き取れる周波数は、250〜400㎐で話言葉の音帯です。
顔の歴史
5億9000万年前
人の遠い祖先、ピカイア
その姿を今に残すナメクジウオ。
この生物には目、耳、鼻は無いが口はあります。
しかも進行方向の先に付いてますので、エサや酸素を効率よく摂ることができます。
顔の中で最も早く登場したのは、口です。
※ナメクジウオ
4億5000年前
顔が進化して目、鼻を取り入れる。
目鼻を体の最前線に備え、外界の状況を早く察知できるようになった。
3億6000年前
私達の先祖は海から陸上にあがりました。
この大きな一歩を踏み出せたのは
鼻と口とで肺呼吸をし酸素を取り入れられるようになとたからです。
また目の乾燥を防ぐためにまぶたを、音を伝えるために鼓膜を手に入れた。
2億年前
哺乳類が誕生
母乳を吸うための「ホホ」を獲得する。
口の中をマイナス圧にすることで母乳を吸うためです。
400万年前
人の登場
人の顔は他の動物に比べて平坦です。
咀しゃく器官である口とアゴが小さくなり、顔が平坦になったのです。
それにより歯も小さくなる。
柔らかい物ばかり食べるようになり、咀しゃく時の衝撃が減少し、脳が前方に張り出して来て「ひたい」が登場します。
顔のパーツでも退化出来ないのが鼻です。
顔の内部には鼻腔があり、酸素を取り入れる重要な場所である。
どんなに顔が変わってもこの鼻腔は変わる事がありませをん。
人の鼻は突き出てるのではなく回りが低くなったのである。
縄文時代の日本人は鼻が高かった?
縄文時代は二重まぶたで顔は掘りが深い。唇は厚く、そして鼻は高かった。
縄文人は古モンゴロイドと言われ、南方アジアからの来た人達と言われてます。
紀元前2300年ごろの弥生時代になると新モンゴロイドと呼ばれる北方アジアの人達が日本に入って来ます。
彼らは渡来系弥生人と呼ばれ顔が平坦で目は一重まぶたで切れ長、口は薄くで鼻が低かった。
新モンゴロイドはなぜ、鼻が低く平坦な顔かというとシベリアは環境が厳しかったからだそうです。
冷たく乾燥した空気から身を守るには少しでも顔の表面積が少ない方が良いので、顔が平坦になる。
つまり鼻も低い方が厳しい環境の中では都合が良かったのです。
顔も環境に適応して進化します。
図:参照 jomon japan
未来の人類の顔
図参照:たけしの万物創世記
100年後の頭蓋骨は最大横幅は30%減、縦1.5倍に顔が伸びる可能性があるとの専門家もいます。
これはアゴが小さくなるのに対し、脳は肥大化するためだとか。
アゴが小さくなる理由は固い物を食べなくなったからです。
縄文時代から比べてもだいぶアゴが退化してきており、現代人は歯列不正が多いのが特徴です。
親不知の原因はスペースがなく全ての歯が生えないのです。
八重歯や出っ歯はアゴが退化した為、噛み合わせが悪いのです
図参照:たけしの万物創世記
理想の顔面バランス
顔の美しさには、共通して美しい比率がある様です。バランスの良い顔は以下の通りと言われています。
1・唇は鼻横幅より広く、目横幅の1.5倍
2・唇の位置は下唇が顎の先から3分の1になる位置
3・唇の厚さは上5~8mm、下10~13mm
4・顔の長さは額・目から鼻・鼻から顎が丁度3分の1づつ
5・右こめかみ・右目尻・鼻横幅・左目尻・左こめかみが丁度1/5づつになる
6・目は横幅約3cm、縦幅1cm。位置は小鼻と目尻を結ぶ角度が60°
7・両目頭の幅が3cm。目の幅と同じになっている
8・目を中心にして、「頭の頂点まで」の長さと「アゴの先まで」の長さが同じであること。
図:参照 プリモ麻布十番クリニック
「口幅」が「鼻幅」の1.5倍の大きさというのは、女性の魅力、かわいさに関係しているようです。
ーーーーーーーーーーーー
顔も日々進化又は環境に適応、時には退化をしています。
人間の顔は骨だけでなく表情筋が発達しており、楽しい時、怒ってる時、疲れてる時、つまらない時など、状況に応じて顔に出ます。
その中でも笑顔の力はとてつもないです。
理想の顔面バランスが完璧でも笑顔がない人は笑顔にある人より魅力を感じないと言われてます。
また顔を笑顔にすると心も優しい気持ちになり、怒る事が何故か出来ないのです。
確かに笑顔で怒ってみても怒れませんでした。
笑顔は笑いを呼び、癌などを退治するナチュラルキラー細胞の数を増やすとも言われてます。
そんな力を持つ笑顔は人間だけが持ってる表情です。
進化の過程で手に入れた人間の最大の宝物ですよね。