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生物と紫外線の関係! [調査、評価]


紫外線が気になる季節

5月に入り日に日に暖かくなってきましたね。
暖かくなると気になるのが紫外線です。
紫外線はシワ、シミ、たるみの原因となり、または癌も引き起こすと言われてます。

5月から紫外線は強くなり始めます。
紫外線が多い季節といえば、「夏」というイメージがありますが、実は紫外線で一番注意しなければいけないのは5月から6月にかけてなのです。

紫外線は5月に入ると曇りでも強い紫外線が出てますので注意が必要です。
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(環境省「紫外線環境保健マニュアル2008」)


紫外線について調べてみました。

紫外線とは
紫外線とは、地球に到達する太陽光線のうち、波長が短くエネルギーの高い光をさします。 紫外線はUVA波、UVB波、UVC波の3種類に分けられます。

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紫外線は、可視光や赤外線より波長が短く、エネルギーが大きいので、物質に化学変化を起こさせやすい特徴をもっています。


紫外線の有用性

紫外線の有用な作用として殺菌消毒、ビタミンDの合成、生体に対しての血行や新陳代謝の促進などがあります。

現代では紫外線を故意にあてて突然変異を起こす品種改良や遺伝子組換えなどに使われてます。

他にも
・コレステロール値を下げる
・血圧も下げる。
・血糖値のバランスを取る
・赤血球の酸素の含有を高める



野菜の誕生も紫外線のおかげ?

私たちが普段当たり前のように食べている野菜も1万年地中海ならどこにでも咲いてるフィルシフェルディアインカーナと言う野草の突然変異により出来たのが始まりだと言われてます。

地中海に降り注ぐ強い紫外線によりDNAが壊されたことに起因します。

その結果、葉が異常に発達したルペストリスという野草に変化し、野菜となっていきました。

キャベツ、レタス、大根、カブなどはみなルペストリスから品種改良されたものです。

紫外線には突然変異をも起こす力があります。




生物と紫外線の関係

40億年前、海で生命が誕生したといわれています。

当時地球の陸地は強い紫外線や荷電粒子が容赦なく降り注ぎ,生命にとっては生きていけない環境でした。
30億年以上も前のまだ海の中の単細胞であったころです。

当時も紫外線が強く、この紫外線に当たるとまだ軟体動物であった細胞は遺伝子を破壊され死亡しました。

そのため、細胞はいつしか光の波長を認識するようになり、紫外線が届かない深い海(深海)まで潜り生活するようになったのです。


海水中の植物の祖先である藍藻が、酸素を地球上に放出し始めました。光合成生物の誕生です。

それから20億年ほどかけて地球に酸素を充満させました。
その結果オゾン層が出来たのです。


およそ四億年も前、オゾン層が有害な紫外線をカットし、陸上も安全な環境になって海中の植物や生物は陸上へ上がり始めました。

地球は酸素が満ち溢れ、紫外線が少なくなり、生物が住める環境になったのです。

地上に出た昆虫も紫外線の脅威を知ってますので紫外線を見る能力を得ます。
(鳥類、爬虫類、魚類なども紫外線が見えると言われてます。)

昆虫は紫外線を怖がっているのです。
ハチやチョウにとっては、紫外線を浴びないため四六時中太陽を背にして飛び回っていると言われてます。

紫外線を反射して明るく見えるものよりも、紫外線を吸収して濃い黄色や赤に変色した花びらに、安心して密を求めるのです。



生物の紫外線対策


魚はウロコで紫外線をガード

海の中にも紫外線は入り込んできます。

魚のウロコは一般的には塩水などとの浸透圧差の調整とか、体を外部環境の変化から守るためあのような形状になっています。

しかし最大の目的は太陽からの紫外線防止です。

ウロコは石灰塩でできていて紫外線から魚の皮膚細胞を守っているのです。

現在では魚のウロコを成分とした日焼け止め化粧品が出てます。
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昆虫は黒い体に硬いボディで紫外線をガード!

4億年前海の生物は陸にあがりました。
ただ、その当時の地球は紫外線が強かった為、背中に黒い甲羅のようなものかぶっていました。

生身の体ではとても生きられないので、ミミズなどの黒く硬いボディのない生き物は土の中で生きなくてはならなかったのです。
(カミキリムシ、オサムシ、ハムシ、コガネムシ、タマムシ、ホタル、テントウムシ、クワガタなど)

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カバは赤い血で紫外線をガード

ちなみにカバは赤い汗をかくことで有名ですが、この赤い汗には紫外線や細菌から身を守る働きがあります。

このことからカバは紫外線に対する抵抗が強い動物だといわれています。

環境の変化に伴い常に進化しているので、紫外線量が増えれば、かばのように紫外線から身を守るように進化する動物が増えていくことも十分、考えられます。



植物プランクトンは雲を作り紫外線をガード?

米航空宇宙局(NASA)の地球科学部門から資金提供を受けて行なわれた研究が明らかにしたことだが、植物プランクトンは、太陽の有害な紫外線がとくに強い日中、雲を形成する化合物を大量に放出します。


この化合物は一連の化学的なプロセスを経て大気中に広がり、雲を形成します。

そしてこの雲が、太陽からの紫外線を反射し、植物プランクトンを守るります。

海中で起こっているプロセスと気候はすべて、非常に密接な関係にあるということが言われてます。
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人はメラニン生成で紫外線をガード

紫外線を浴びると、基底層にあるメラノサイトに、細胞を守れ!という信号を発信します。

メラノサイトが活性化され、DNAを守る盾としてメラニンを大量に作ります。

メラニンを持った細胞が大量に生まれ、ターンオーバーとともに表皮に押し上げられる。

肌に残ると、濃い色(メラニン)をしたシミの誕生。

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参照:http://www.rakuten.ne.jp/gold/tvert/pickup_bihaku.html




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