日本でも昼寝制度を国が後押し!世界の昼寝事情は? [調査、評価]
「昼寝制度」導入企業が増加中
図:参照http://ameblo.jp/jumbooomori/image-10898073823-11240669447.html
全米睡眠財団が発表した国際睡眠調査によると、日本人の平均睡眠時間は6時間22分と、アメリカ、カナダ、メキシコ、イギリス、ドイツの6カ国中で最も短いことがわかりました。
これを受けてか、厚生労働省が11年ぶりに“健康づくりのための睡眠指針2014”を発表。
その中で「午後の早い時刻に30 分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的」と記載してあります。
つまり積極的に昼寝を取ることが作業能率の改善すると国が言っています。
だが現実に日本の社会では中々横になって昼寝なんて現実的に厳しいですよね。
しかし最近日本でも「昼寝制度」なる会社が現れてきてます。
IT企業・ヒューゴは13時から16時まで社員は3時間の休みを取り、原則仕事はすべて中断し全員で昼寝をしているそうです。
他にもたくさんの会社が昼寝制度を導入してきてます。
※参照(味方勇人/ビルコム)R25編集部
最近ではお昼寝カフェの登場やアイマスクなどの仮眠グッズなどが売れてきており、仮眠の良さや効果など特集される事が多くなってきてます。
日本ではまだまだお昼寝の時間って感覚が薄いですが世界では、お昼寝の文化もあると聞きます。
世界の国の仮眠について調べてみました。
スペイン
スペイン語圏内ではシエスタと呼ばれる昼寝を社会的に認めた、長時間の昼休みが存在します。
「シエスタ」はスペイン語で“昼寝”という意味があります。
昼寝といえばスペインのシエスタが思い浮かびますが、意外なことに現在スペインでは「その慣習は非効率」とみなされてきてます。
スペインの大都市圏ではほとんど廃れてきており、シエスタをとっている人は少なくなってきています。
2006年には公務員のシエスタ制度も廃止されています。
ペルー
ペルーでは通常お昼を大学や会社で取るという習慣はなく、午前中の授業や仕事が終わった後は家に帰り、家族と一緒に食事をするようです。
会社員は、お昼から2時間半くらい昼休みがあるので、家が近い人は昼食を食べに帰り、仮眠を取ったあと、再び職場に戻ります。
学生は帰宅後に1、2時間睡眠を取ってから、宿題をしたり塾へ行ったりしますと、スペインと歴史的な関わりの深いペルーには、シエスタの文化が継承されています。
仮眠を取ることは昼食を食べることよりも重要とされ、ペルーではとても健康的な習慣だと考えられているそうです。
また、シエスタの時間は店員が寝ていることも多く、買い物に来た客に起こされることもあるそうです。
アルゼンチン
スペインの旧植民地であるアルゼンチンにもシエスタの習慣があります。
アルゼンチンのシエスタの時間帯は、午後1時~午後4時である。仕事をするのは午前8時~午後0時と午後4時~午後8時が一般的です。
昼休みは長いですけどその分帰りが遅くなってしまいます。
ただし、首都ブエノスアイレスの中産階級の職場では執務時間として国際的な午前9時~午後5時にしていることが多いそうです。
その他の国
スペインの植民地であった南米や、フィリピンではその習慣が伝わったようです。
南米でもポルトガルの植民地だったブラジルはシエスタの文化がありません。
また、インドや中国の暑い地域では一部、地中海性気候のギリシャやイタリアなどでも昼寝の習慣はあるようです。
やはり日中の暑さが原因と思われます。
暑いと仕事のやる気、集中力、体力面で大きなし支障が出る事がありますからね。
フランスでは、昼寝をする地域としない地域があります。
南部では2時間の昼休みがあります。
北部ではイギリスやドイツと同様、昼寝の習慣はないそうです。
日本のすぐ南の国、台湾には昼寝文化があります。
小学校から高校まで昼食後は昼寝の時間があり、社会人になっても、お昼休みになると誰からともなくオフィスの明かりを消し、昼寝をする習慣があるとのこと。
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スペインやフランスなどではライフスタイルとして昼寝をすることが減ってきており、いずれシエスタの習慣もなくなっていくのではないかと言われております。
日本が昼寝制度を導入を増やしていますが、ヨーロッパでは反対の動きなので面白いですね。
日本人が働き過ぎなのかもしれません。
現状の多くの日本の会社では「寝てるヒマがあったら働け!」と言われるかもしれない。
どこまで昼寝制度が浸透していくのかわかりませんが、5分、10分の仮眠で脳はリフレッシュされます。
私も昼食後10分程度いつも仮眠してますが、たかが数分ですがスッキリとして午後からの仕事もはかどります!
短時間睡眠は、疲労を回復し、仕事の能率を高めるのは間違いありませんね。
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