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白銀比の魅力!可愛く見える不思議な比率! [調査、評価]






日本のkawaii(かわいい)文化は白銀比のおかげ?


先日の記事で黄金比を取り上げました。
世界的に美しいと言われてる比率は黄金比と呼ばれる縦と横の長さが1:1.618の比率です。

DNA螺旋の一巻き(1ピッチ)の長さと直径の比率。
ヒマワリの種の螺旋配列や、オウム貝の螺旋の比率。
これらに共通すると言われているのが黄金比。

この形は遥か昔から美しいとされていて、現在でもアメリカのメールサイズと言った紙の規格は黄金比でつくられています。
その他、タバコの箱、名刺、又はモナリザの絵なんかに使われています。

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図参照http://whatsdesign.arrow.jp/basic04.html


しかし日本では黄金比より多く使われている比率があります。

白銀比です。


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図参照http://whatsdesign.arrow.jp/basic04.html


白銀比の比率は1:√2で、1:1.4142、約5:7となります。

√2は”一夜一夜に人見頃ってゴロ”覚えしましたよね。


この白銀比は、日本が発祥の地と言われ、別名、大和比とも呼ばれ日本独自の比率です。


黄金比と比べると正方形に近いです。

白銀比は直角二等辺三角形の辺の比に相当します。

直角二等辺三角形とは正方形の半分の三角形ですので、正方形の一辺と対角線の長さの比ともいえます。


また正方形の1辺と対角線の比が1:√2なのです!


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図参照http://irohacross.net/2012/10/silver_ratio.html



白銀比を使い始めたのは聖徳太子?

白銀比を考案したのは聖徳太子だといわれています。

聖徳太子は、意外にも、日本建築の始祖でもあり、宮大工や大工の祭神だと言われているのです。


大阪の四天王寺の番匠堂には、曲尺を持った聖徳太子像があります。



建築現場で大工さんが今でも使っている「曲尺」というのがあるのだが、それがこの「白銀比」となる単位が刻まれているのです。

これを考案したのは聖徳太子だといわれています。

つまり聖徳太子以後の建築物は白銀比を計画的に取り入れて建築してたのです。

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※曲尺



コピー用紙や大学ノートなどは白銀比

A判(A3、A4など)やB判(B3、B4など)の身近な用紙は白銀比なのです。

用紙を長手方向に半分にした時に、元の比率と相似の形状となり、大きな用紙を半分に切るだけで同じ規格の小さな用紙が得られるようになってます。


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図参照 http://aokisekkei.exblog.jp/11126473




日本でよく見る大学ノートやレポート用紙などは日本独自の規格で作られてます。

つまり、A版の用紙を、折っても折ってもA版の用紙になります。

紙を無駄なく使えるのが特徴です。

B版サイズは海外にはなく、これは日本の「美濃紙」の大きさの「美濃判」からきている日本独自の規格だそうです。







日本の歴史的建造物や美術品は白銀比が多い

法隆寺、薬師三尊像、菱川師宣「見返り美人図」などは白銀比です。

その他多くの仏像、彫刻の顔や全身に当てはまります。

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図参照:http://irohacross.net/2012/10/silver_ratio.html



日本人はかわいい人が好み?

西洋人は黄金比を基準にしてるので美人を好み、日本は白銀比を基準にしてるのでかわいい人を好み人が多いのかもしれません。
または西洋人の女性は美人に見せることに努力し日本人は可愛くみせることに努力してるとも言われています。

黄金比は顔をシャープに見せ、美人の基準になります。
白銀比は顔を丸く見せ、幼く見えて可愛く見えるようになります。

人間の顔に対しても国によってその美形の比率は違うようです。

アングロサクソン(白人)の美形が西欧で生まれた“黄金比”の 1:1.6 であるのに対して、縄文人(アジア人)の美形は、日本古来からあった“白銀比”の 1:1.4 と言われてます。

つまり美人の基準が根本的に違っています。


確かに平安美人は丸顔が白銀比に近いように見えます。
また仏像を見てもややふっくらした顔立ちが多く、白銀比が理想の顔立ちだったと思われます。




日本のキャラクターは白銀比

ドラえもん、アンパンマン、キティーちゃん、ちびまる子ちゃん、クレヨンしんちゃん、トトロ、ガチャピン&ムックなどの日本の人気漫画のキャラクターは白銀比です。

日本人に最も人気がある比は白銀比

中村 滋さんの本、 「フィボナッチ数の小宇宙」に、日本人はどのような比の四角形が好きかを調べた結果、黄金比より白銀比の方が好きとの結果が出ています。


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図参照 「フィボナッチ数の小宇宙」


現代のアイドルを見てみても、元AKBの前田敦子さんや木村拓哉さん
も顔の比率は白銀比です。

白銀比こそ日本で人気の出る比率であると思います。

海外のサイトでモナリザの髪型やメイクを変えたものがあります。
前髪や髪のボリュームにより白銀比に近づけると日本人好みのモナリザの出来上がりです。

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図参照 http://en.rocketnews24.com/2013/12/03/mona-lisa-gets-a-new-look-shows-off-her-girly-side/


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世界でも通じる”kawaii”という日本語!
その日本のアニメなどにも通じる”kawaii”文化は、ルーツを辿っていくと辿りつくのが、聖徳太子の白銀比の可能性があります。

違うかも知れませんが想像するだけで何かワクワクしてきます。

日本で生まれた白銀比は、古くは法隆寺から始まり、様々な仏像にも適用されてきました。

庶民の風呂敷、 生け花のバランス、現代ではスカイツリーまで、白銀比は使われています。

白銀比には何か不思議な力が宿っている気がします。
意識して白銀比を使ってみると、思わぬ効果があるかもしれませんね。





タグ:白銀比

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