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殺人生物ランキング断トツの1位「 蚊 」の恐怖! [調査、評価]


殺人生物ランキング

人間を最も多く殺している生き物は何か?

人間を最も多く殺している生き物は実は「蚊」なんです。



gatesnoteに投稿された一年間に人間の命を奪った生き物のランキングです。


1位 蚊  72万5000

2位 人間 47万5000

3位 蛇  5万

4位 犬  2万5000
(狂犬病)
5位 ツェツェバエ 1万

6位 アサシンバグ (サシガメ科)1万

7位 淡水巻貝(淡水カタツムリ)1万

8位 回虫 2500

9位 サナダムシ 2000

10位 ワニ 1000
 
11位 カバ 500

12位 象 100
  
13位 ライオン 100

14位 狼 10

15位サメ 10


1位はまさかの蚊です。
ブーンブーンと耳元で飛び回る厄介者ですよね。
血を吸うために刺す時に、病原菌が侵入し病気になってしまいます。
一説では150〜200万人以上が亡くなっているとも言われてます。

以外にも熊や蜂、虎などはランク外ですね。

カバに500人も殺されてるなんてビックリ!

5位、7位、8位、9位のツェツェバエ、カタツムリ、回虫、サナダムシは寄生虫による死亡と思われます。

2位の人間というのはシュールですね。

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殺人生物ランキング断トツNo.1の蚊について調べてみました。


蚊が媒介する主な感染症とその簡単な症状などを紹介します。


マラリア

マラリアを媒介するハマダラカにより感染します。

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※ハマダラカ 図:参照ウィキペディア
現代では、日本やヨーロッパなどの温帯地域はマラリアの流行地帯ではなく、流行は熱帯地域に多いです。

マラリアの発生、流行は、現在、熱帯、亜熱帯地域の70か国以上に分布しています。

全世界で年間3〜5億人、累計で約8億人の患者が発生し、死者数は100〜150万人に上ると報告されています。

もっとも影響が甚大な地域はサハラ砂漠以南のアフリカ諸国です。


日本では
かつて土着マラリアが存在したが、現在では絶滅しています。

しかし海外から帰国した人が感染した例(いわゆる輸入感染症)が年間100例以上あります。

明治以前は多くの感染を起こしていました。

現在マラリアの感染が激減した理由は、マラリアの媒介者であるハマダラカの多く発生する水田地帯の環境変化による発生数の減少や、日本の住宅構造の変化により夜間に活動するハマダラカの吸血頻度が低下したことなどがあげられます。

しかし、これらの状況が温暖化や自然災害などにより変化した場合は再び流行を起こす可能性もある。

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こげ茶⇒赤⇒薄い茶の順でマラリアの危険度です。(マラリアの流行地域)

マラリアが死因と思われる著名人
アレクサンドロス3世
一休宗純
堀河天皇
平清盛
オットー2世 (神聖ローマ皇帝)
ファウスト・コッピ
ダンテ・アリギエーリ
マザー・テレサ
オリバー・クロムウェル
ツタンカーメン





デング熱

デング熱は、デングウイルスが原因で発生します。
主にヤブカ、とりわけネッタイシマカによって媒介されます。

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※ネッタイシマカ 図参照:ウィキペディア

これらの蚊は通常、北緯35°から南緯35°の間、標高1,000メートル以下の所に生息しています。
刺されるのは主に日中である。

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赤色は、ネッタイシマカが生息しデング熱が発生している地域。水色は、ネッタイシマカの生息域。2006年。 図参照:ウィキペディア

デング熱にかかった人は、ほとんどの場合、問題なく順調に回復するのでそこまで心配はいりません。

治療せずに死亡に至る割合は1~5%で、適切な治療を行えば、その割合は1%を下回ります。

デング熱は、110ヶ国以上で風土病となっています。

世界中で毎年5,000万〜1億人が感染していて、そのうち約50万人が入院し、およそ12,500~25,000人が死亡しているもようです。

日本でも第二次世界大戦中、戦地から持ち帰られたウイルスが、日本にも生息するヒトスジシマカによって媒介され、西日本を中心に流行し20万人が発病したことがあります。

その後、日本国内での流行は無いが、海外からの輸入症例(海外で感染してデング熱を発症する症例)は、毎年100例前後(2010年は245症例)報告されています。






チクングニヤ熱

ネッタイシマカや日本にも広く生息するヒトスジシマカなどのヤブカによって媒介されるチクングニヤウイルスの感染症である。

ヒトスジシマカとは、名前の通りに、胸部の背面に1本の白いラインとW字状のまだら模様があるのが特徴です。

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※ヒトスジシマカ 図参照ウィキペディア
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※ヒトスジシマカ生息図 図参照ウィキペディア

本来は、秋田県や岩手県が北限でしたが、生息域を北に広げつつあるそうです。

つまりは、東北よりも南ならどこにでも普通に存在します。

タイヤや空き缶に残っている非常に少量の水でも繁殖できる対策が困難な蚊です。

このヒトスジシマカには、チクングニヤ熱という恐ろしいウィルスを運ぶ媒介者の役割があります。

このウィルスは、感染すると突然、40度の発熱を引き起こし、
時には死に至る事さえある感染症です。
(現在国内では年間まだ10名弱しか感染報告はありません。)


そればかりではなく、チクングニヤ熱を発症した人間の血をヒトスジシマカが別の人間を刺すと、チクングニヤ熱が伝染します。

悪い事には、チクングニヤ熱には、
現在の所、有効な特効薬が存在しないのです。

 チクングニヤ熱は主にネッタイシマカで媒介されましたが、近年ヒトスジシマカによる流行が非常に広く認められています。

チクングニヤ熱は、国内に侵入すると、定着する可能性もあり、注意を要する感染症の一つです。




日本脳炎

日本脳炎ウイルスに感染した主にコガタアカイエカに刺されることで感染

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※コガタアカイエカ

日本脳炎ウイルスはブタの体内で増殖し、蚊によってブタからブタにウイルスが伝播します(ブタ→蚊→ブタの流行)。 一方ヒトは、ブタから感染した蚊に刺されて感染します(ブタ→蚊→ヒト)。 ヒトからヒトへの直接感染はありません。


致死率は20%程度であるが、半数以上は脳にダメージを受け麻痺などの重篤な後遺症が残る。

日本では

日本脳炎はアジアで広く流行している病気で、毎年、3万5000~5万人の患者が発生しており、1万~1万5000人が死亡していると推定されています。 

日本でも1960年代には年間1000人程度の患者が発生していたが、積極的にワクチン接種を行った結果、劇的に減少し現在では年間数人程度です。





ウエストナイル熱 (ウエストナイル脳炎)

ウエストナイルウイルスの増幅動物は鳥である。鳥からの吸血時にウイルスに感染したイエカヤブカなどに刺されることで感染します。


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※イエカ 図参照:ウィキペディア
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※ヤブカ 図参照:ウィキペディア

アメリカ合衆国本土全体でウイルスが見つかっており、年間100名前後の人が亡くなっています。


ウエストナイルウイルスはアフリカ、ヨーロッパ、中東、中央アジア、西アジアなど広い地域に分布しています。

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※ウエストナイルウイルスと日本脳炎ウイルスの分布地域 緑⇒ウエストナイルウイルス 赤⇒日本脳炎ウイルス


日本では、2005年9月に米国カリフォルニア州ロサンゼルスから帰国した30歳代の男性会社員が川崎市立川崎病院で診察を受け、国立感染症研究所での血液検査をした結果、日本初のウエストナイル熱患者と診断されました。

このウイルスが日本に本格的に侵入すると、蚊や鳥を介して広範囲に拡がる可能性があります。




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たかが蚊、されど蚊。
知れば知るほど怖くなりました。

一夏越す頃にはヤブ蚊に50カ所は刺されてると思います。

そのうちの一つに病原菌を媒介した蚊が混じってたらと考えるととても怖いと思います。

現に、何万人もの人が亡くなってるのが現実ですからね。

マラリアはいまだに、アフリカにおいて子どもの死因の中で、最大の単一疾患です。

この病気は、毎日、3000人の子どもの命を奪っています。

3億5千万人以上が毎年、マラリアに感染していますが、その90パーセントは、サハラ以南のアフリカの人々です。

1998年にユニセフと、WHO、その協力団体が「マラリア撃退運動」を始めました。

何百万の子どもと住民がマラリアの治療と予防策を受けられるようになり、死者は25%減りました。

だがいまだに、その脅威は残っているのが現状です。

ビル・ゲイツは今週5月第1週を「Mosquito Week(蚊週間)」に設定して、蚊の恐ろしさと途上国など蚊によって多くの命が奪われている現場に思いをはせるべきだと訴えています。

ワクチンの開発や治療と予防策をもっと講じられれば救える命は格段と上がると思います。


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