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皇居に新種の植物!!動植物5900種が生息! [調査、評価]

皇居に新種の植物 発見!!

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※皇居で見つかったフキアゲニリンソウ 図:参照 東京新聞


皇居に何と新種の植物が発見されました。

この新種はニリンソウの新種で天皇、皇后両陛下が暮らす御所がある「吹上御苑」で見つかったことから「フキアゲニリンソウ」と名付けられました。

調査していた国立科学博物館によると、吹上御苑の雑木林の地面に群生していたそうです。

新種のフキアゲニリンソウは、高さ40~50センチになり、四月中旬ごろに直径3センチほどの白い花を咲かせます。
通常のニリンソウの高さは約20センチ、花の直径約2センチなので、新種のニリンソウは大きく、雨が降ると花がうなだれるように下を向くのが特徴らしいです。

発見された吹上御苑は皇居北西部の森林を中心とした約25ヘクタールの地区です。

ここの地域は天皇、皇后両陛下の住まいの御所や、昭和天皇の住まいだった吹上大宮御所があります。

江戸時代に庭園として整備されたが、戦後は昭和天皇の意向で武蔵野の自然を残すよう、できるだけ手を掛けずに管理されているそうです。シイやカシなどが生い茂り、自生と植栽された植物が混然となっている。

参照:東京新聞

この他にもハバチの一種「ニホンコシアカハバチ」が新種として見つかっっています。
また、新種とみられるムカデも確認されました。
大都会の中心地に完全に孤立した島のようですよね。
隔離された生態系の皇居は独自の進化をしてるんでしょうかね。

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※ハバチ 図:参照ウィキペディア
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皇居の食生物を調べてみました。

皇居は東京都千代田区のほぼ中央に位置している。面積は約115ヘクタールあり、周囲は水のある堀に囲まれています。

皇居は大きく分けると東と西に分けられます。
東はかつて江戸城の本丸、二の丸、三の丸があった場所で、現在皇居東御苑となっています。
西側は御所などがある吹上御苑、宮殿、宮内庁などがあり、中でも現在豊かな自然環境が見られるのは吹上御苑であります。

皇居からは縄文式土器が採集されたことがあり、また貝塚があったことなどから、縄文時代には現在の皇居付近には人が居住していたものと考えられてます。


皇居の庭園の歴史

・1638年に行われた外濠の築造によって江戸城は完成。

17世紀末から18世紀初めの元禄、宝永年間には現在の吹上御苑の地は庭園化されることになります。

・徳川吉宗の時代となると、実用主義を重んじた吉宗の考えにより、多くの庭園設備は壊され、学問所や天文所、馬場や鉄砲所、そして酒や砂糖などの食品製造施設などが建てられ、クリ、サツマイモなど商品作物を植えられるようになります。

・徳川家斉の時代には再び庭園としての整備が大規模に進められ、更には全国から名所の松の苗木を40本取り寄せて、植えられる。

・明治維新前後の吹上御苑は手入れが行き届かず荒廃が目立つ

・明治17年(1884年)からは皇居造営に伴い広芝には馬場や温室などが設けられ、更にはかつての田地にあった田は埋め立てられて植樹が行われる等の整備がなされます。

・昭和3年(1928年)には、、昭和天皇と香淳皇后が赤坂離宮から皇居内に引越を行うのに伴い、広芝にあった馬場と温室を移転し、跡地に小さなゴルフ場が建設されます。

・昭和12年(1937年)に昭和天皇がゴルフを止めることを宣言し、その後芝生の管理も中止された。そして昭和14、15年頃からは一部を除き吹上御苑内の庭園としての管理も中止され、基本的に自然の成り行きに任せるようになる。

・昭和23年(1948年)以降、自然状態の武蔵野に生育する植物の移植が実施されました。
1930年代後半から70年あまり庭園としての管理が行われなくなった上に野生種の移植が進められた結果、皇居の吹上御苑には野生種の植物が繁茂するようになり、武蔵野の自然を思わせる光景が広がるようになりました。


皇居は自然の宝庫!動植物5900種が生息!

皇居には約5900種の動植物が生息しているとみられています。

哺乳類

皇居内で生息している哺乳類、タヌキハクビシンがいます。いつ頃から皇居内に住みだしたのかは不明であり
ます。
特にタヌキが多く生息しています。
他にはアブラコウモリアズマモグラがある。皇居内に生息する哺乳類の中で自然分布と考えられるのはアブラコウモリとアズマモグラのみである。
皇居内のアズマモグラは江戸時代初期から周囲から隔絶した環境で生き続けてきたと考えられます。

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図:参照 ウィキペディア


爬虫類・両生類
クサガメ、アカミミガメ、スッポン、トカゲ亜目のヤモリ、トカゲ、カナヘビ、ヘビ亜目のアオダイショウシマヘビ、ヒバカリなどがいます。

ウシガエルは皇居内各地で極めて多くの個体が確認されています。
このウシガエル大繁殖の結果、皇居内の爬虫類、両生類、昆虫類の生息に悪影響が現れている。

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昆虫

73科738種の甲虫類が確認された。東京都区内ではごく少なくなったノコギリクワガタが多数採集されたり、オオミズスマシなど東京都区内では絶滅した可能性が指摘されている水生甲虫類の生息も確認されてます。

東京都区内ではすっかり見かけなくなったが、皇居の森では多くのノコギリクワガタが生息しています。

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図:参照 ウィキペディア

こどもの日の5日、皇居・吹上御苑で小学4〜6年生を対象にした自然観察会が開かれたりして子供達に自然と触れ合う機会を与えています。


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皇居の自然は昔から大自然のままだと思っていたのですが、庭園を作っては壊し、学問所や天文所、馬場や鉄砲所、そして酒や砂糖などの食品製造施設、田んぼ、ゴルフ場などさまざまな用途に使われてきたことに驚きました!

現在は大自然の吹上御苑は昭和天皇の意向でできるだけ手をかけない管理がなされ、あっという間に野生種の植物が繁茂しました。

自然の繁殖力にも驚きです。たかが数十年で新種が次々と見つかり生命の繁殖力も凄いですよねー。
世界の最大レベルの大都会東京のど真ん中にタヌキやすっぽん、蛇にクワガタなどがいることが、信じられないです。
この隔絶された森の皇居はこれからも独自の進化していくのでしょうかね。


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