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トマト裏雑学!!本当は怖いトマトの生態! [調査、評価]


トマト裏雑学!!肉食生物で得意攻撃は毒ガス!

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図参照:ウィキペディア

トマトは、南アメリカのアンデス山脈原産のナス科の植物です。
世界では、8000種を超える品種があり日本では120種を超える品種があります。
代表的な品種は桃太郎です。

トマトは小さな子供から大人まで幅広い層に食べられ、またバリエーションも多いので人気の食材ですよね。
ナポリタン、ケチャップ、チリソース、ピザ、ハンバーガーなどに使われています。

そんなトマトは実は毒を持っており昆虫相手に攻撃することが分かったのです!
トマトの裏の生態について調べてみました。


トマトの歴史

1519年にメキシコへ上陸したエルナン・コルテスがヨーロッパへその種を持ち帰ったのが始まりであるとされています。

当時トマトは有毒植物であるベラドンナに似ていたため、毒であると信じる人も多く最初は観賞用とされていました。

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※トマトの花


だが、イタリアの貧困層で食用にしようと考える人が現れ食べられるようになります。
それから200年にも及ぶ品種改良を経て現在の形となったそうです。

日本には江戸時代の1660年台頃に長崎へ伝わったのが最初とされてます。

当時は青臭く、また真っ赤な色が敬遠され、当時は観賞用で「唐柿」と呼ばれていました。

日本で食用として利用されるようになったのは明治以降で、さらに日本人の味覚にあった品種の育成が盛んになったのは昭和に入ってからであります。



リコピンの効能

西洋では「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言うことわざがあるくらいで、
それ程トマトの栄養価が非常に高いといえます。

トマトにはたくさんのビタミンとミネラルが含まれております。
その中でもトマト特有のリコピンは凄い効能があります。


まずトマトが赤いのはリコピンが赤い色素だからです。

このリコピンは坑酸化作用があり、老化の原因と言われている活性酸素を退治してくれる物質です。

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図参照:カゴメ
熱にも強く、ジュースやソースにすると体内への吸収がアップします。

またリコピンは抗ガン作用があると言われてます。



リコピンは男性不妊に効果あり?

トマトに含まれるリコピンが精子の数を増やし、そのスピードを速める上に、異常な精子の数も減らせることが、すべての研究によって証明されたという。

特に精子の数に至っては、リコピンのおかげで最大で70%増える、との結果も出てます。

精子を作り出す前立腺の病気の予防効果と共に、前立腺がんの進行を遅らせる、否進行を食い止める働きすらあることを示唆する研究結果もあるという。



トマトの遺伝子の数は人間よりも多い!


2012年5月、かずさDNA研究所(千葉県)は世界で初めてトマトの全ゲノム解読に成功したと発表しました。

トマトは3万個の遺伝子から構成されているが、人間は2万個~3万個の遺伝子により構成されている。

なんと人間の遺伝子の数よりトマトの遺伝子の数の方が多いのです。

この人よりトマトの方が遺伝子が多いという問題は長年の間植物学者を苦しめてきた「Cバリュー・パラドックス」という問題である。

Cバリュー・パラドックスとは「生物の持つDNAの大きさが進化の度合いと一致しない」現象の事をいう。

この現象が意味する所はまだ解明されてないという。


トマトは毒?

トマトの未熟果実や茎・葉には、トマチンというアルカロイドが含まれています。

このトマチンは、植物としてのトマトが害虫を寄せつけない、虫よけの成分である毒です!

実の方は極少量しか毒が入ってないか普通に食べている分には全く問題ないと思います。
しかし茎や葉、花などは毒があるので注意が必要です。




トマトの得意攻撃は毒ガス?

恐怖のトマトの生態、毒を撒き散らし昆虫を餌食に。
虫に食われた葉から毒性物質を放出し、周辺の虫を根こそぎ殺戮していることが判明しました。(京都大学研究)


高林純示教授率いる京都大学生態学研究センターと山口大の研究チームは、虫に葉を食べられたトマトが放出する香りの成分の中に、虫にとって有害となる毒性物質が含まれていることを発見!

その毒をあたり一面に放出させ、香りの届く範囲にいる虫を一網打尽に殺戮させていることををつきとめた。


一般的に植物は、虫などに葉を食べられると、さまざまな香り成分を発します。

同種の植物はこの香りを嗅ぐと危険を、察知し自己防衛力を高めることが知られてたが詳しくはわからないままでした。

今回の調査で分かった事は
1つのトマトの出した香りにより、周りのトマトは防衛体制を固め、そこにいる虫たちはトマトを食べようが食べるまいが、一斉に毒ガス攻撃により殺戮される結果となったそうです。


別のトマトは、葉を食われたトマトが放出した香りの中のアルコール成分を取り込み、毒性物質に作り替えて蓄積していたことが判明しました。

恐るべきトマトの生存への執念を感じます。
やられたら毒ガス攻撃し、しかも周りの仲間にも危険を知らせて集団の力で敵(昆虫)をやっつけてしまうのですからね。

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トマトは肉食生物?

トマトは葉だけでなく茎も武器となります。


茎の部分にある粘液のついた毛で昆虫を絡ませ動きを止めさせます!


身動きできず死んでいった昆虫の栄養分を根から吸い取っているという食虫植物的メカニズムを持っていることがわかってます。

自分達がすくすくと育つ為の肥料として、昆虫を捕食し栄養分を吸い取る肉食生物(食虫植物)であることが判明!
昆虫に葉をかじられると毒ガス攻撃や粘液で昆虫を殺すけど、花が咲くと昆虫に頼って受粉します。
昆虫がいなければ種の保存が出来ないのです。
トマトはうまい具合に昆虫を扱っていますね。

トマトという植物は恐ろしい植物なのです。

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食虫植物として新たに認められた植物はトマトを含め、じゃがいも、キャベツなどのナズナ種、ナス科ペチュニアの種、観賞タバコの種など数百種にも及ぶだそうです。

植物も生きるために必死なのですね!
生き抜くためには弱肉強食で弱いものは淘汰されてしまいます。

やられたら毒ガス!その他にも茎の粘着攻撃!身を守るための毒の生成など植物も意識を持ってる感じになりますね。

自然界の生存競争も人間のわからない所で沢山行われているようです。


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