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食糧危機の救世主になる食料はのどれ? [調査、評価]


次世代のスーパーフード
食糧危機の救世主になるのはどれ?

現在のエチオピアの何世紀と受け継がれてきた 伝統穀物、テフに注目が集まっています。

テフはエチオピアの伝統の穀物で、 極めて重要な主食です。


エチオピア以外では今のところまだあまり知られていないが、現在世界中で 「スーパーフード」と呼ばれているキヌアに取って代わる穀物だとも言う人もいます。

近年、このテフは小麦に代わる栄養価の高い、無グルテン食 を求める健康愛好家の間で、世界中で熱い注目を集めている。
特に欧米では、シェフや健康意識の高いハリウッドスターの間で、テフがブームとなっております。
小麦と混ぜてビスケットやパン、パスタを作るのに使用されています。


食糧危機の救世主になる可能性を秘めている食料を調査しました。



テフ
テフとはイネ科の一年草。穀粒は1~1.5mmでイネ科穀物のうち最も小さい。
原産はエチオピアで,現在はエチオピアおよびインド東部の両地域に限って栽培されてます。
250px-Teff_pluim_Eragrostis_tef.jpgテフ 図参照:ウィキペディア

テフのほとんどはアフリカ大陸東部の「アフリカの角」と 呼ばれる地域で生産されています。

テフには、鉄分に加えて、カルシウム、カリウム、たんぱく質も他の穀物より数倍多く含まれていることから、“小さな巨人”と称されることもある。
ミネラル分が豊富で高タンパクのテフは、糖尿病患者に理想的な徐放性食品で、 またグルテン不耐症やセリアック病の人にも良いとされています。

テフはまた抵抗力の強い作物で、海水位から高度3000メートルまでで栽培が可能です。
干ばつにも洪水にも強く、どこでも育てられますので、食糧危機の救世主と期待できます。

ボリビアの主食キヌアが世界的人気となり、国民のほとんどが入手できなくなって しまった落とし穴を避けるため、現在、テフは輸出禁止となっている。

現在テフの需要が高まってますが、現状ではエチオピアの650万人のテフ農家は国内の需要を満たすので精いっぱいなのです。

原因は肥料や機械など、農業技術の導入が遅れていることにあります。

今後、品種改良し、農業技術が発達すれば広い範囲での栽培が期待され、テフが世界の穀物の仲間入りをするかもしれません。




キヌア

200px-Quinoa_closeup.jpgキヌア 図参照:ウィキペディア


スーパーフードと呼ばれ、去年からブームになりつつある「キヌア」。

「キヌア」とは南米アンデス地方原産の雑穀で、たんぱく質・鉄・食物繊維・カルシウムなど豊富な栄養素を含んでいます。


通常の白米と比べ低い炭水化物で、同等のエネルギーに対して、2倍のタンパク質、5倍の良質な脂質、8倍の食物繊維、6倍のカリウム、10倍のカルシウム、7倍のマグネシウム、7倍のリン、8倍の鉄、を含みます。
まさにスーパーフードの名に相応しい栄養価です。


キヌアは世界で1グラムごとの栄養価が最も高い食材の1つとされてます。


NASAがキヌアを「21世紀の主要食」と形容したのを切っ掛けに、欧米諸国でも自然・健康食品として注目されてます。

その並外れた栄養価のため、宇宙食としても期待されており、欧米などではその認知度は急拡大しています。


キヌアは米、麦と違ってアレルゲンを持たない。

栄養価の高さだけでなく、穀物アレルギーに悩む人たちのアレルギー疾患用食材としても大きな可能性があります。


氷点下や酷暑のいずれでも生育が可能なため、世界の食糧問題解決の鍵になると期待され、国連が昨年(2013年)を「国際キヌア年」と定めてます。

痩せた土地でも栽培ができるため、モンゴルなどの気候条件が厳しくもっぱら遊牧が行われてきた地域などでも栽培が試みられている

キヌアは世界的な産地の拡大が期待される雑穀です。



スピルリナ
250px-Spirul3.jpgスピルナ 図参照:ウィキペディア

スピルリナは、「らせん形」をした濃緑色の単細胞微細藻類。約30億年前に出現した原核生物の仲間です。
光合成によって酸素を生み出すという特徴を持ちます。

スピルリナは、5大栄養素をはじめ60種類以上の栄養素をバランス良く含み、人間に必要とされる栄養素すべてを含んだ、完全食とも言える栄養バランスを持っています。

たとえば、タンパク質が豊富で、18種類ものアミノ酸を含んでいます。
ビタミン・ミネラルの宝庫で、ベータカロテン、ビタミンB12は青汁の10倍以上
食物繊維・γ-リノレン酸・リノール酸を配合で血液サラサラ、腸内スッキリに
消化吸収がよく、2時間で95%の消化率です。

効果
免疫力アップ、便秘の改善、アトピーや花粉症などのアレルギーを抑制、貧血を改善、血糖値を正常に戻してくれる。ダイエット効果


スピルリナの市場への歴史
アフリカ中央部のチャド湖の東約50kmにある村の市場で、チャド湖で収穫されたスピルリナの乾燥物が「ダイエ」という名前で売られていることを、1940年に紹介し、世界の注目を集めました。

1967年11月には、エチオピアで開かれた国際応用微生物会議で、「スピルリナはタンパク質が豊富であり、将来の食糧源として注目されるべきである」と報告されてます。

だが近年、食糧というイメージは薄れて、同じ微細藻類であるクロレラと並んでいわゆる健康食品として市販されています。主にサプリメントです。

さまざまなサプリメントが発売されていますが、その有効性については科学的に十分検討されているとはいえません。
このスピルリナの世界ナンバーワンのシェアを誇るメーカーはなんと日本の企業でDICライフテック株式会社(DICグループ)という会社です。




ユーグレナ
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ミドリムシが世界を救う!?栄養満点ユーグレナとは?

ユーグレナ、和名はミドリムシといいます。
ミドリムシって聞いた事がある人が殆どだと思いますが、小学校の時の理科で習ったあのミドリムシです。

最近メディアで取り上げられることが多いユーグレナ。
世界の食糧危機や環境問題を解決し、近い将来には、ジェット機も飛ばせるかもしれないと夢のような可能性を秘めてます。

ミドリムシと聞くと芋虫や昆虫みたいなイメージですけれど、ワカメやひじき、昆布と同じ藻の一種です。

植物と動物の両方の性質を持ち合わせ、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸など59種類もの豊富な栄養素を含んでます。

理論上では「ミドリムシだけでヒトが生きていくのに必要な栄養素をまかなえる」とまで言われています。

効果
ダイエットサポートに抜群
ユーグレナにしか含まれない「パラミロン」という成分は油を包み込んで排出する効果があるとのこと。

・コレステロールや中性脂肪の吸収を抑える
・血圧の上昇や脳卒中の発生を抑え、免疫機能を上げる
・脳卒中の発症率を下げます。

また、植物にある細胞壁がないため、栄養の吸収率が極めて高いのも特徴です。

光合成によって成長するので、水、光、二酸化炭素があれば育成できる
ので食糧危機や環境問題の解決に貢献出来るのは間違いないでしょう。


ユーグレナの快進撃
微細藻類に関する研究開発及び生産管理、品質管理、販売等を展開をしているバイオベンチャー会社のその名も【ユーグレナ】社はマザーズで急騰をみせてます。

上場時に106億円だったユーグレナの時価総額が1373億円まで増殖しました。 株価が10倍以上に。
今後のユーグレナに対する期待がうかがえますね。


2013年末からさまざまなミドリムシ商品が発売されています。
ファミリーマートなどで発売されたミドリムシ入りヨーグルト。
デニーズのミドリムシ入りハンバーグ。
イオン系で販売されたミドリムシ入りペットフード。
今年はさらに多くの商品の販売を予定しているそうです。

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その他のスーパーフード

スーパーフードの世界的最高権威として知られ、さまざまな著書を出しているデヴィッド・ウルフ氏は、以下の10つの食材をスーパーフードに挙げています。

(1)スピルリナ
(2)カカオ
(3)クコの実
(4)マカ
(5)ヘンプ
(6)ココナッツオイル
(7)ビーポレン(ビーポーレン)
(8)マリンフィトプランクトン
(9)ブルーグリーンアルジー
(10)アロエベラ



感想
飢餓が原因で1日に4~5万人(1年間に1500万人以上)の人が亡くなっておりそのうち7割以上が子どもたちだそうです。

しかし「飢餓」になるのは、食糧が十分につくられていないからではありません。

穀物は年間 24億トン生産されています。これは世界中の人が生きていくのに必要な量のやく2倍にもなる量です。

ただ単純に余ってる所から足りない所へと渡せばいいと言う単純な話ではないそうです。

現実は、物流の難しさや金銭的な問題などたくさんの問題点があります。

食糧を安易に援助をすれば、それに頼りっきりになり、輸出する先進国は儲かるが、輸入する国家はいつまでも、食糧を海外に依存しなければならない。

それでは国家の繁栄は難しく、また従属的な関係になりやすく資源などを搾取されることも現実の問題としてあります。

今回紹介したスーパーフードはどれも厳しい環境でも生産できる食糧で、しかも栄養価が非常に高いです。

つまり自国でテフやキヌアを多く生産出来るように、農地開拓や品種改良を国連を通して支援するのも食糧問題解決の1つだと思います。

また植物工場を作り、スピルナやユーグレナを人工的に栽培できる環境を作り上げ、安定的・効率的・計画的に農作物を生産出来る施設を作ることができれば、餓死もだいぶ減るのではないかと思います。

足りないから渡すのではなく、足りなくならないように工夫や努力で、自立出来るように技術援助するのが、食糧問題解決の1番の解決ではないかと思います。

その技術はあると思います。


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