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深海生物の謎に迫る! [調査、評価]


深海生物の謎に迫る

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絶食6年目に突入したダイオウクゾクムシは先月死んでしまいました。

1月3日の記事深海生物の謎、ダイオウグソクムシ絶食6年目に突入 



深海の掃除屋としておなじみとなって、ぬいぐるみやケータイカバーも作られた大人気のダイオウグソクムシ...残念です。

ただ死因は餓死では無いようです。
死後、解剖した結果胃の中は、炎症、変色部位はなくとても状態が良かったらしい。
また他のダイオウクゾクムシと比べても痩せてる様子はなかったと言う。

また、胃の中に謎の液体が付着しており、顕微鏡で調べたところ酵母菌を確認できたとのこと。

この謎の酵母菌が絶食しても生きられる原因の可能性もあり、注目を浴びている。

人間に転用できれば、絶食でもお腹が空かない、又は酵母により栄養が取れるので、饑餓をなくせる可能性もありますからね。



深海生物について調べてみました。


深海とは

一般的に海面下 200 m より深い海を指します。

一口に深海とは言っても幅があります
中深層 200m - 1,000m
漸深層 1,000m - 3,000m
深海層 3,000m - 6,000m
超深海層 6,000m 以下


世界最深地点は、西太平洋に位置するマリアナ海溝のチャレンジャー海淵で、海面下 10,920 mです。


深海は光合成に必要な太陽の光が届かないため、地上と環境や生態系が大きく変わります。

高水圧・低水温・暗黒・低酸素状態などの過酷な環境条件に適応するため、生物は独自の進化を遂げてます。
そのため、地上の生物からは想像できないほど特異な形態・生態を持つ生き物が生息してる。



深海に住む生き物はなぜ水圧で潰されないの?

地上の場合は人間には常に1気圧の気圧がかかっています。
大体、1cm²に約1kg重の力がかかってる事になります。

海底の場合、深く潜るほどに水圧は増し、およそ10m深まるほどに1気圧高くなります。

水深100mまで潜れば10気圧、厳密には海上の1気圧とあわせて11気圧かかり生物の細胞を圧縮します。

人間は300気圧が加わると細胞の破壊、神経障害、さらには身体を構成するたんぱく質さえ変性するといいます。

つまり人間は3000mの海に放り出されれば、即死ですね。

海底1万mの水圧は1平方cmに1t以上の圧力がかかります。

指先に車が乗る圧力です。


海底1万mにも生物は存在します。
水圧で潰れないのは、圧力に強い特別なたんぱく質を使っていて、体の内側から同じ強さで押し返して、外側と内側の圧力が釣り合っているので潰れないのです。


深海から一気に上にあげると自分の体を押しているので内臓が口から出て、目が飛び出て破裂します。

破裂させずに引き揚げようとするには、ゆっくりあげるしか方法はありません。



深海生物はなぜ特異な体をしてるのか?


深海魚は水分が多く、ぶよぶよとしています。周りの海水と魚体を同じ成分に近づけて、水圧を受けにくくしています。


比較的浅い200-1000mほどの深度にいる深海魚は、僅かな自然光を利用するため、かなり大きな眼球や管状の目を持ち、発達し大きな目を持ちます。(例、キンメダイ)

逆に1000m以上深い所に生息してる生物は、太陽の光が届かず目を使えないので退化してます。

シーラカンスを代表するような古代の魚のような見た目の生き物が多いのは、
「深海の環境」によるものだと考えられています。
深海生物に「生きた化石」と呼ばれる生物が多いのも安定した環境下で、特異な進化が必要なかったと思われるため、他の生き物が進化してる中、深海魚は進化せずに現代に至るのが多いのです。








エサは有毒ガス ?

体内に硫黄酸化細菌と呼ばれるバクテリアを取り込み、海底火山の有毒ガスをエサにして生きる生物が多数見つかってます。

有毒ガスとは主に硫化水素です。
高濃度ですと、人も一呼吸で即死します。
悪臭で卵の腐った臭いが特徴です。


硫化水素の恩恵を得られない生物は、少ないエサを逃さない工夫が必要なため、深海生物独自の進化をしてます。

独自に進化した深海生物

ダイオウイカ
全長18mにも巨大化してます。
、世界最大級の無脊椎動物として知られている。直径30センチメートルにもなる巨大な目を持ち、生物界で最大とされている。これによりごく僅かの光をも捉え、深海の暗闇においても視力を発揮できる。


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ダイオウクゾクムシ
絶食でも生きられる体になる。等脚類としては世界最大であり、体長は20 - 40センチメートルで、最大50センチメートル近くにもなる。
頭部の黒い複眼は約3500個の個眼から形成されており、節足動物の複眼としては最大級であるために近くで見ると威圧感がある
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キバハダカ
あごと牙が発達しました。
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アンコウ
自分よりも大きな相手も飲み込みます。
アンコウは水深30m-500mの砂泥状の海底に生息する。手足のように変形したヒレで海底を移動する。
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これらの生き物は、浅海の生物の遺骸や排泄物がマリンスノーになって沈んでゆき、深海生物の餌になります。

また、まれにクジラの死体が深海底に沈み、多くの動物の餌となっていることも知られている(鯨骨生物群集)。



地震の前兆?次々に深海魚が打ち上がる


海の異変か、気候に変化か、深海魚続々の深海魚が取れています。

最近だけでも、リュウグウノツカイなどの発見例が10件程度あり、5日には京丹後市網野町の浜詰海水浴場で生きたサケガシラが保護されてます。
リュウグウノツカイ(竜宮の使い)は、大昔から発見されると地震が起こると言い伝えられています。
また日本だけでなくアジア全域でそのような言い伝えがあります。


地震が起こるといわれる理由は、
深海は光も届かず、波(風)の影響もなく、流れも速いわけではないので環境が非常に安定していると考えられます。

だとすると、深海生物がわざわざ地上付近まで移動してくる理由は、
①深海の環境が変わった
②地磁気などの変化を察知して移動した
③暖流と寒流が強く当たったため、暖流は寒流の上に上昇するためその流れに乗った。

色々な理由が考えられますが、地震の前兆も理由も科学的根拠はまだないそうです。

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図参照:ウィキペディア   リュウグウノツカイ



感想


深海の調査は高い水力と暗闇に阻まれ調査が難しいことから、まだまだ未知の生き物がたくさんいると考えられます。
また我々人の先祖でもある生命の誕生は40億年前であり、一説によると、深海深くの海底の熱水噴出孔であったと考えるのが有力視されています。
生命の誕生が深海から始まったのなら、深海を調べることで生命誕生の謎の解決の手がかりにもなるかもしれませんね。
深海もなんか身近に感じますね。
だが深海は宇宙に行くより難しいと言われています。

現代においても宇宙には行けるけど深海にはいけません。

深海の一番深い所は、宇宙以上に真っ暗。
気圧差 宇宙=1 であるのに対して深海=1000倍も圧力が高い!
また万が一外にほうり出されたら 宇宙=何秒かなら耐えれるが深海は即死です。
また深海の海底は猛毒のガスがたくさん噴出しています。

深海は我々人類の最後の秘境かも知れませんね。




深海魚 奇妙な深海の生物


ドラゴンフィッシュ
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1500メートルより深い熱帯の海に生息してます。
アゴのは光る髭をもっており、光らせてエサを近寄らせます。
見た目の怖さから、小さなプレデター と呼ばれております。

フクロウナギ
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別名海の悪魔だそうです。

デメニギス
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太平洋北部の亜寒帯海域に分布し、水深400-800mを主な生息域とする。日本近海では岩手県以北の沖合に分布する。
頭部は透明なドーム状の膜で覆われ、内部は液体で満たされている。


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