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トクホ(特定保健用食品)の過信は危険! [調査、評価]


トクホの過信は危険!

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キリン メッツ コーラは、中味とパッケージをリニューアルし当初予定の3月3日から4月8日(火)に延長してい全国で発売します。

メッツコーラは、史上初!コーラで特定保健用食品に選ばれて大ヒット作品ですよね。

食事の際に脂肪の吸収を抑制し、食後の中性脂肪上昇を抑制する難消化性デキストリンを配合してます。

もちろん糖質ゼロ!


トクホでありながらコーラという意外性が受け、2012年4月に発売後、話題が話題を呼んで大ヒットに。
年間目標の100万ケースを2週間で達成してます。


私は、コーラが健康飲料になるとは衝撃でした。
コーラのイメージは「太るのでは」「体によくないのでは」「骨が溶ける?」といったマイナスイメージでしたからね。
しかも「トクホ価格」ではなく同サイズの飲料とほぼ同じ150円です!


だが2012年7月、絶大な人気を誇っていたメッツコーラに”発がん物質”が入っていることが分かり、大騒動に。
キリンビバレッジも認めております。
問題視されている物質とは、コーラの着色料として使われるカラメル色素の副産物として発生する「4-MI」というものらしい。

カリフォルニア州の1日あたり許容限度の4~5倍にもなる量が1本に含まれていたのである。

だが、キリンビバレッジからの説明だと発がん性物質は少量なので特に問題ないとのこと。


「体重50kgの大人で、1日約16L(480mlペットボトル30本以上)」を毎日飲み続けなければ、安全性に問題がないと判断しております。

「特定保健用食品」に発がん性として海外での基準値の数倍を含む物質が含んでる事自体おかしな事ですよね。

気にする人は気にしますけど、気にならないならそれはそれでいいと思う。
だがトクホは国の機関が健康飲料であるというお墨付きを得た商品なので、安全面は、特に慎重に判断して欲しいです。

トクホの制度自体が、医薬品と食料品のどっちつかずの曖昧な制度なのも、問題を大きくする原因ではないかなと思います。





トクホ(特定保健用食品)について調べてみました。

トクホとは
健康食品のうち、安全性と有効性についてそれぞれ国の審査を受けて、許可が得られると、健康への効果の表示が認められます。

トクホとは特定保健用食品の略です。
以下3つに区分されます。
特定保健用食品(疾病リスク低減表示)
特定保健用食品(規格基準型)
条件付き特定保健用食品


トクホには4つ表示しなければならない項目があります。

1 関与成分
2 1日摂取目安量
3 表示できる保健の用途
4 摂取上の注意事項
この4つです。


安全面の試験も行います。

だが、筑波大学名誉教授の鈴木正成氏「トクホ認可の根拠となる臨床実験は、その条件が特殊で一般に当てはまらないものが多い」
と言います。
つまり都合のいい情報だけを取捨選択したり、対象を有利に選んだりと信頼性があまりないのですね。

ではどれくらい試験するのでしょう?
10年?20年?

2~3年です。

効果はあるのは、2~3年で分かりますが、副作用は長い期間見ないときちんとしたデータは出ません。
つまり、副作用についてはわからない事も多いかと思います。




トクホの過去の健康被害の実態

花王の「健康エコナ」問題
エコナは食後の血中中性脂肪が上昇しづらく、体に脂肪がつきにくい特長を持つ食用油です。

トクホに指定された理由は、「体に脂肪がつきにくい」からです。


だが、エコナに含まれる成分「グリシドール脂肪酸エステル」が、2009年3月ドイツの研究機関によって発がん性物質の危険性があると指摘されたのです。

当初、実際に健康被害がないため問題視されてなかったが、消費者団体の声が日増しに高まりました。

安全性に関する懸念があるというこで、メーカー側が販売を自粛し、世論の逆風を受けてトクホの許可も自主的に返上しました。
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花王のヘルシア

花王のヘルシアは「トクホ」として承認され高濃度茶カテキンによる有害事例が続々と報告(日米欧研究)。しかしながら今でも、テレビでは堂々と「花王ヘルシア」などの 宣伝が続き、多くの人は茶カテキンサプリの肝毒性を知らない人が多い。

カナダで2007年に肝臓移植が必要なほど深刻な症状を起こした茶カテキンと、「花王のヘルシア」に添加されている茶カテキンは、どちらも三井農林の開発した製品です。

アメリカでも、通販サイトの表示ではDisclaimer(免責条項)として、「肝臓に問題のある人はこの製品を使ってはいけません」と警告表示されています。

日本茶の成分カテキンを抽出した製品で、アメリカ、カナダ、スペイン、フランスで重症の肝障害が発生してます。

2003年以後、スペイン、フランスでは発売禁止。

欧米の肝障害は、カテキン1日600mg程度で発生しています。この量は、ヘルシア緑茶350ml中の540mgもカテキンが入っており大して変わりません。

また2005年に、花王は専門誌「化学と生物」の論文の中に「男女ともBMIが低い人では体脂肪低減を認めず」と書いてあるのです。

だがヘルシアのホームページや商品説明を見てもそのことが書いてないのです。
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私見

トクホは、「効果の期待できる食品」ですが、どれも「期待できる」のであって効果を保証するものではありません。実際には効果のないものも多いかと思います。

ダイエット商品もそうなんですが、本当に効果があるのなら、10年、20年と売れ続けて行くはずです。

悪い言い方をすれば、企業の金儲けの戦略として効果があろうとなかろうとトクホを許可を取るのが、目的ではないのでしょうか。トクホ商品は間違いなく他の商品より有利で大ヒットの可能性を秘めてますからね。

日本では昔からお上の言うことは絶対という風潮があるので、国のお墨付きを得た商品は、無条件で信用してしまう人も多いのでは?

企業から見れば、トクホ商品は金になる木ですから国と企業の癒着の心配もあります。

またトクホは医療品ではありません。食事をして効能があるというほうがおかしいのです。

過度に期待しないで、ひょっとしたら効果があるのかも程度で容量を守って飲むのがいいのではないかと思います。

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