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睡眠不足が原因の世界的な事故&病気 [調査、評価]



運転用、居眠り検知器ち開発

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図:参照 時事ドットコム

まぶたの動きで「居眠り」検知=トラック・バスの事故防止装置開発、商品化(デンソー)

デンソーの開発した居眠り検知器は既に日野自動車の大型トラックや観光バスで採用されてます。

このシステムは危険と判断すると運転手に警告してブザーがなるようになってます。

カメラで撮影した運転者の画像を基に、電子制御装置(ECU)が顔の輪郭や目、口などを検出。

独自の画像認識技術により、顔の向きや動き、まぶたの開き具合などから脇見、居眠りを判断する。

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図:参照 中日新聞

背景にはあまりにも居眠り運転が原因とされる事故が多発しているからです。

今月だけでも、多数の居眠り事故が起きています。

•4月20日愛知県一宮市の名神高速道路で観光バスが逆走し、次々に車と衝突した事故
驚くことに同一バスは8時間前にも追突事故を起こしていた!原因は居眠り運転

•4月21日、トラック同士の追突事故、追突側の2人が死傷、原因は居眠り運転

•、4月10日、中学教諭が居眠り運転で横断歩道中の小学生2人を死傷させる事故も起きてます。

先月も高速バスで、居眠り運転が原因となる死亡事故が起きてます。

運転には体調管理と、しっかりとした睡眠時間がとても重要です。
車は時には強力な武器に変わりますからね。




睡眠不足が原因の世界的な事故

•アメリカで起きた原子力発電所(2号炉)のメルトダウン事故。(スリーマイル島原子力発電所)

監視員が睡眠不足で注意力を欠き、炉心冷却水の減少に気付かなかった事が原因の一つとされる。

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1986年のスペースシャトルチャレンジャー号爆発事故
事故の直接的原因は、部品欠陥。
一説には、関係者の睡眠不足状態が、整備不良を見逃したとされる。

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チェルノブイリ放射能汚染
事故原因を「作業員の規則違反が原因⇒睡眠不足による注意力低下」とされる。

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石油タンカー・バルディーズ号原油流出事故
アラスカ沖でのタンカー座礁による原油流出事故。

見張り役の航海士が、睡眠不足の為、立ったまま居眠りし、座礁を警告する信号に気付かなかったのが原因とされる。

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その他にも化学工場ガス爆発事故で有毒ガスが流失し、多数の死亡者を出したり、エア・インディア・エクスプレス飛行機墜落事故が居眠りを原因とする事故が起きてます。

当たり前のことですが、睡眠不足がたまっていると、昼間に強烈な眠気に襲ってきます。

どんな優秀な人でも睡眠が充分にとれない状態で作業をすると集中力が欠け、とっさの判断力ができず、通常では起きないミスを引き起こしてしまうことがわかります。

睡眠不足の人は、よく眠っている人に比べて、事故を引き起こす確率が2~3倍高くなるそうです。

不眠症などの睡眠障害で悩んでいる人は日本では20%、睡眠薬を毎晩飲んで寝る人は5%で大勢の人がなやんでる病気なのです。

寝不足だとダルさがあったり、集中力に欠けたり、体力的にも弱ってきます。

睡眠障害が継続するいと、自律神経やホルモンのバランスが崩れて、免疫力が低下します。





睡眠不足がもたらす病気

発がんのリスクが高まる

特に前立腺がんや乳がんの発がんリスクが高まるそうです。
世界保健機関の調査によると昼夜交替勤務を行っている男性を調査したところ、日勤の職場に比べて前立腺がんにかかるリスクが3.5倍も高いというデータがあります。
夜勤などをやると体内時計が乱れ、がん細胞の発生を抑えるとされるメラトニンの分泌量が低下するためにガンにかかりやすくなると言われています。


肌の老化を早める

睡眠不足になると、コルチゾールとよばれるストレスホルモンがより分泌されやすくなる。
コルチゾールは、弾力のある滑らかな肌を維持するコラーゲンを破壊し、皮膚の老化を高めます。


寿命を縮める

イタリアとイギリスでの研究でヨーロッパ、アメリカ、そしてアジアなど16の地域で25年間に渡るデータを分析した結果、毎日の睡眠時間が6時間未満の人は6~8時間の睡眠をとっている人に比べて12%もの人が若くして亡くなっていることが判明しました。

データは130万人の人々と、彼らのうちの死者数10万人から出されており、その結果、9時間以上の睡眠をとっている人も、“早死に”の傾向をしめしたという。



糖尿病になる危険性が高まる

睡眠不足の状態が続くと、ストレスホルモン(コルチゾールなど)の分泌が高まり、血糖値の上昇を抑える能力(耐糖能)が低下します。
実際に、不眠症状のある人はない人に比べて糖尿病の発症リスクが2~3倍に跳ね上がっています。また、スウェーデンの調査では、不眠は肥満に次いで2型糖尿病※1発症の重要な危険因子であることが指摘されています。


睡眠不足は太る!

睡眠不足は摂取カロリーの増加を招きます。また消費カロリーは低下します。

食欲を調整するグレリン(食欲亢進ホルモン)とレプチン(食欲抑制ホルモン)の二つのホルモンバランスが寝不足だと乱れてしまいます。

睡眠不足は、食欲を抑えるホルモンが減って、食欲を増進させるホルモンを増加させるのです。
空腹感が増えることで、その結果摂取カロリーが増えてしまうのです。


記憶力を悪くさせる

脳は、睡眠中以外休むことなく働き続けますから、眠らずにいれば脳が“過労”となり、注意力散漫になって、記憶力も低下してしまいます。



ストレス上昇と免疫力の低下

睡眠医学会によると、8時間睡眠の若者と、睡眠時間の短い若者の白血球の数を比較したところ、睡眠不足の人の白血球には、免疫システムが危機的な状況になると分泌される顆粒球と呼ばれる物質が含まれていたという。

つまり睡眠は免疫機能に直接作用し、睡眠不足はストレスを増幅させると同時に免疫力を低下させるということである。

ストレスは万病の元であり、免疫力の低下は万病に犯されやすくなります。
風邪などの各種病気の発症率が、寝不足により高まります。

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図参照 :http://www6.ocn.ne.jp/~tera888/1fuminnsyou.html




対策として仮眠が効果的

一般的に、理想の睡眠時間は7時間30分と言われます。

本来であれば、夜の睡眠時間を確保するのが理想ですが、中々時間が取れない方や、不眠症の人は仮眠を上手く取り入れる事で大分変わってきます。


15分の仮眠でも、脳の疲れを取ることは可能なので、不足した睡眠時間を仮眠で補えます。

15分も取れない忙しい人は、マイクロスリープといって、数秒から数十秒という短時間だけでも、脳を休ませることが出来ます。

どんなに時間がないときでも、目をしばらく閉じるだけで睡眠不足の解消ができるわけです。

重要な作業のまえには、このようにちょっと目を閉じるだけで、作業効率と事故の予防が期待できます。




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睡眠不足は、取り返しのつかない問題を引き起こしてしまう危険や、自分の身体を病気にさせてしまう恐れのある非常に怖い状態です。

不眠症の人は医師の相談を受けるなり、仮眠を活用することがいいですね。


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