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世界一危険な都市東京?首都直下型地震の脅威! [調査、評価]

「世界で最も危険な都市」ランキング、東京と横浜が1位を獲得

えっ!
嘘でしょ!

世界トップレベルの安全だと認識してましたのでビックリです。

この調査はスイス再保険会社で
世界の616都市へのリスク評価調査結果です。

世界で最も危険な10都市ランキング
1位、日本の東京と横浜
2位 、 フィリピンのマニラ
3位、中国の珠江デルタ地区
4位、日本の大阪や神戸地区
5位、インドネシアのジャカルタ
6位、日本の名古屋
7位、インドのコルカタ
8位、中国の上海
9位、アメリカのロサンゼルス、
10位、イランのテヘラン

ランク付けしたスイス再保険会社は、世界の616都市で起きた 地震、ハリケーン、竜巻や水害と津波などの自然災害のリスクを評価した後、 世界で最も危険な10都市を選出した模様。

なんとなく納得しました。
危険とは主に自然災害についてのリスクなんですね。

日本は世界屈指の自然災害大国ですからね。
それにしても世界広しといわれますが、日本の都市が3つもランクインしてるとは驚きです。


日本は西太平洋断層にあるため、地震、津波、洪水氾濫と暴風雨のリスクの中で生活しております。

これらの要素から東京、横浜地区は世界で最も危険な地区と見られたようです。




近い未来、来るであろう東京直下型地震について調べてみました。

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首都直下型地震はいつ起きてもおかしくない!


首都直下型のM8クラスの巨大地震は、約200年周期で発生していると考えられています。

その巨大地震の発生後、約80~100年の“静穏期”を経て、再び“活動期”に入る。

活動期に入ればM7クラスの地震が頻発し、最後にM8クラスの巨大地震が発生します。1923年の関東大震災から現在までの東京が静穏期だとすると、そろそろ活動期に突入する。

M7クラスの地震はいつ起こっても不思議ではない。

関東大震災1923年ですので2003年〜2023年に活動期に突入か!?

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(画像引用元:防災地震Web)

ちなみに東日本大震災はマグニチュード9.0を記録。
阪神・淡路大震災はマグニチュード7.3でした。




東日本大震災後、10年以内で首都直下型地震の起こる確率は100%?


東日本大震災発生により、日本列島の下にある四つの大陸プレートの動きが変わってしまいました。

過去のデータを見ますと、十年以内に100%の確率で首都直下型地震が起きてます。

また75%の確率で西日本の大地震が発生してます。

特に、東日本の大地震と首都直下型地震の十年以内の連動性は、過去四回中「四回」なわけでとても恐ろしい状態なのです。

1回目
878年 相模・武蔵地震(M7.4)首都圏 百姓の圧死多数と記載されている
887年 仁和地震(M8.0-8.3)西日本 死者約1000人(当時の日本の人口は500万人)
889年 貞観地震(M8.3-8.6)東日本 死者約1000人

2回目
1605年 慶長地震(7.9-8.0)西日本 死者は約5,000人(1万人という説もある)
1611年 慶長三陸地震(M8.1)東日本 仙台藩で死者1783人 伊達で死者5,000人その他多数
1615年 慶長江戸地震(M8.1)首都圏 死者多数

3回目
1896年 明治三陸地震津波(M8.2ー8.5)東日本 死者:21,915人行方不明者:44人 津波38.2m
1894年 明治東京地震(M7.0)首都圏 死者31人

4回目
1923年 関東大震災(M7.9)首都圏 死者・行方不明者数105385人 津波 9.3m
1933年 昭和三陸地震(M8.2-8.5)東日本 死者1522名 行方不明者1542名 津波28.7 m
1944年 昭和東南海地震(M7.9)西日本 死・行方不明 1223人 津波8-10m
1946年 昭和南海地震 (M8.0)西日本 死者 1330人 津波4-6m

一つの大きな地震が起こると次々に連動しているのが分かります。
また大地震が起これば、富士山も連動して噴火すると唱える学者もいます。
マグマやプレートは密接につながっていますので、影響はありそうです。



現行「耐震基準」によって建てられた建物が全壊の始まる「震度6弱以上地震」の30年以内の発生確率

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神栖市⇒92.9%
水戸市⇒62.3% 
東金市⇒ 85.9%
千葉市⇒75.7% 
八潮市⇒ 73.8%
さいたま市⇒64.2% 
足立区⇒71.0%
文京区⇒53.8%
横浜市⇒71.9%
川崎市⇒73.9% 

関東は平均7割もの高い確率で震度6以上が来ることになりますね。
日本全体でも主に太平洋側は高確率大地震が来る可能性が高いので注意が必要です。





火災旋風の脅威

1923年の関東大震災は地震火災が136件も発生したそうです。
死者は約10万5000人、うち9万人超は地震火災で亡くなりました。

つまり震災の9割の人が火災で命を落とします。地震で一番怖いのは火事であります。

その火災の中でもとくに怖いのが火災旋風と呼ばれる現象です。

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「火災旋風」とは、火災の炎と旋回流が相互作用して起こる、 炎の竜巻の事です。

また渦状の火災旋風が火災地域を通過する時、火柱状になることも。また火災旋風の風速は秒速100mにも達しとんでもないスピードです。

ビルが密集している所では気流が起こりやすく、渦が巻きやすい。

火柱の高さが200メートルにもなるという。


現在の墨田区、被服廠跡で大変な事が起きました。

関東大震災の時は、そこは公園予定地として更地になっていました。

約24000坪を占めるこの被服廠跡に、4万人もの人々が避難してました。

人と荷物でぎゅうぎゅう詰めとなったこの場所に、火災旋風や業火が襲い、わずか数十分で約3万8000人が焼死するという大惨事が起きたのです。

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火災旋風に巻き込まれたらまず助かりません。

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【関東大震災】1923年の火災旋風図

地震被害

M7.3クラスの首都直下型地震が発生すると、死者4万8千人被災者約700万人、経済被害は300兆円。 この被害額は東日本大震災の経済被害の約18倍に相します。



首都直下型地震は「国難級」というよりは、日本国家存亡の危機となる可能性を秘めています。


また、首都直下型ではなく、相模湾から千葉県沖のプレート境界で、関東大震災(M7.9)を上回る相模トラフ地震(M8.5)が発生した場合、死者は12万4千人に膨れ上がるとのことです。


外出者の多い平日正午に発生した場合、東京都と神奈川、 埼玉、千葉各県、茨城県南部で最大989万人が帰宅困難になる恐れがあります。




日本は自然災害なのは宿命?

日本は4つのプレートの上にあります。

そもそもそれらのプレートのおかげで日本列島が出来たのであります。

プレート運動のおかげで、海底に溜ったプランクトンのゴミが集積し、私たちの国が作られたそうです。

そして、プレート相互の「おしくら饅頭」によって今の日本列島の形ができました。

日本周辺の4枚のプレートの力の均衡の上に今の日本があるのです。

つまりこれらの入り組んだプレートがなければ海の中に沈んだままなのであります。

日本列島は、7割が山地で山と川が織りなす複雑で味わいのある風情のある地形は、自然の営みの一つである地震のおかげです。

仮に地震がなければ、ユーラシアプレートはどんどん海溝の中へと引きずり込まれ、日本は海の底へと沈没してゆくことになります。
(地震により引っ張られて溜まった力を解放させてすり込まれずにいます。)

日本と地震は切っても切り離せないものであり、地震と共存していかなければならないのです。

地震のおかげで富士山や風情のある自然を作ってもらいそもそも地震のおかげで日本列島が存在してますので、感謝する一面もありますね。

東西のプレートが押し合い日本アルプス等の山脈や富士山などが出来上がったのです。

また、地震があるおかげで逆に日本は沈没せずに済んでいるのも事実です。



感想


日本のの国土面積は世界のわずか0.25%に過ぎないのですが、マグニチュード6以上の大地震の2割は日本で起きてます。

それに地震周期を計算すると、首都直下型地震、あるいは南海トラフ巨大地震と、近い将来に大地震が発生する可能性があります。

日本の災害はそれだけではありません。

日本の国土は台風の通り道に位置しています。しかも雨季(梅雨)があるため、豪雨による水害、土砂災害が多発する国土的条件を備えているのです。
加えて、世界最大級の豪雪地帯でもあり、日本列島は北から南まで全て火山列島であり、さらに
回りを海に囲まれていますので津波の心配もあります。

これらの自然災害が「いつ、どこで発生するのか、誰にもわからない」のが日本なのです。


大規模自然災害に対する備えは、 個人の準備も当然ですが、国家全体で実施しなければならないものでしょう。

昨年の12月に国土強靭化政策大綱が決定されました。これにより、国土強靭化が正式に「政府の方針」となりました。

いくつかの項目がありますが、ポイントは【事前防災】と【大規模災害の影響の最小化】でしょう。



「事前防災」は、国連などの国際防災機関で「1ドルの投資で7ドルの減災効果」という防災投資効果があると言われております。

検討会の報告では、
「建物を耐震化して火災対策を徹底すれば、死者の数は想定ね10分の1に減らせる」
という研究データもあります。

災害対策には出し惜しみなく、早急に行って欲しいです。

災害は今この瞬間にも来る可能性がありますからね。

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