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訴訟大国、アメリカの裁判事情 [調査、評価]







訴訟大国、アメリカの裁判事情

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元祖「イエローキャブ」が破綻


日本の芸能プロダクションの「イエローキャブ」も倒産したばかりだが、元祖アメリカのタクシー会社の「イエローキャブ」も倒産しました。

アメリカのタクシーと言えば有名な黄色いタクシーで誰もが想像できますよね。

その「イエローキャブ」が3月18日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請してます。

あの有名なタクシー会社がと誰もが思いますよね。

理由がいかにもアメリカらしく巨額の訴訟の賠償額を命じられ、とても払いきれないとの事でギブアップ!


イエローキャブ社は1915年に創業し、ニューヨークの名物になるなど、各地に広がって繁栄していきます。

ところが、ある1件の事故で全てが狂い出したのです。

2005年8月の事故で大けがをした乗客が同社を提訴し、裁判所が2595万ドル(約31億円)の支払いを命じた。

恐るべきアメリカの訴訟金額!

一つの事故がアメリカの大会社までも倒産させてしまいます。


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訴訟大国アメリカの脅威の賠償額


タバコ吸い過ぎで肺がんで死んで2.4兆円の損害賠償!!


フロリダ州の陪審団が、タバコ会社に対し、肺がんで夫を亡くしたと訴えた女性に236億ドル(約2兆3800億円)の懲罰的賠償支払いを認める評決を下してます。


タバコ会社は合法にタバコを売っているのにまさか賠償金を支払う事に…しかも天文学的数字。

その額に世界中が驚きの声があがり話題となりました。

亡くなった方は20年以上にわたり1日当たり最大3箱のたばこを吸い、1996年に36歳で肺がんで亡くなってます。
毎日3箱近く吸えば、体に影響が出やすいと思います。

注意)陪審団の評決が出ただけです。まだ、この額で決定したわけではありません。
タバコ会社は評決への異議を申し立てる方針。





セクハラ被害に対して約1億9000万ドル(当時のレートで212億円)もの損害賠償請求
2005年秋、46歳の日本人女性が、北米トヨタ自動車で社長アシスタントを務めていた社長から、体を触られるなどのセクハラ行為を受け訴訟を起こしてます。

セクハラ訴訟では、填補的損害賠償分の約44億円に対し、懲罰的損害賠償分が約168億円という内訳。

被告が社会的影響の大きい企業であればあるほど、原告から高額の懲罰的損害賠償が求められる例が多いのだとか。

この高額な賠償額の請求の背景には、この前月、北米トヨタは、史上最大の販売増を記録したばかりであったのも影響してると思われてます。

結局、トヨタ側と女性とが和解して終了しました。
女性は、この和解によって巨額の和解金を手にしたとされるが、和解の内容は公表されていないそうです。




マクドナルドのホットコーヒー事件

1992年にマクドナルドのドライブスルーで熱々のコーヒーを買い、車の中で膝の上にカップを載せて飲もうとしたら溢して孫が火傷をしてしまう。
意外にも重傷で皮膚移植手術の入院と2年間の通院をしたという事件です。



裁判で陪審員は、同じような苦情が過去に700件以上もあったことを知りながら改善策を実施しなかったマクドナルドは怠慢だったとして、懲罰的賠償額290万ドル(約2900万円)を評決するとしてます。


裁判官は懲罰的損害賠償を48万ドル(約4800万円)まで減額したが、最終的に非公開の金額で和解している。

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音楽違法ダウンロード訴訟、賠償額1曲あたり90万円

アメリカでインターネットから楽曲ファイルを違法ダウンロードしたとしてデジタル著作権侵害で訴えられ、損害賠償金22万ドル(約2100万円)で決着がついてます。


3回の裁判と複数回の上訴が繰り返され、一時はダウンロードした24曲の1曲につき 8万ドル(約760万円)、計192万ドル(約1億8000万円)の支払いが命じられました。
しかし、3度目の裁判の後、賠償金額は22万ドルに減額されてます。






莫大な請求額

メジャーリーグ中継で居眠りを映され 「10億円!」請求する!

自分の顔が全米、いや世界中に放映され、人々からブーイングや失笑を買ったことに男性は「大変な侮辱だ」と激怒している。

「昏睡状態」「デブ」「知性のないバカ」などと全国中継で誹謗中されていた。



ニューヨークの男性が犬に噛まれたとして、 過去最高額の訴訟を提起!

その額、

その額は総額2澗(かん)ドル(2,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000ドル)
犬に噛まれただけでこの天文学的数字の訴訟を起こしたのは、62歳のアントン・プリシマさんです。

彼の訴訟理由は狂犬病の犬に噛まれて中指を怪我した事。

天文学的な数字


訴えはマンハッタンの連邦裁判所に受理される。

米国メディアはこれを「史上で一番軽率な訴訟」と称している。

参照 http://0-yansnews.blog.so-net.ne.jp/2014-05-22

賠償額の請求額もとんでもないですね。
賠償額の請求は請求人が自由に決められるとはいえ、自由過ぎる…
さすが自由の国アメリカ。




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訴訟大国アメリカでは、民事訴訟件数が年間1800万件と想定され、日本の7倍以上である。

アメリカには、100万人を超える弁護士がいるといわれ、3万人弱に過ぎない日本と比較してその多さが指摘される。

弁護士は常に仕事を常に探しており、高い請求額を取るのがステータスにもなります。
この事も訴訟額増大の要素です。

しかし1番の理由は懲罰的損害賠償が認められてるからです。

日本における懲罰的損害賠償はありませんがアメリカやイギリスなどでは懲罰的賠償はあります。

アメリカなどで驚くような高額な賠償が加害企業に命じられることがあるのは、懲罰的損害賠償の制度を採用していることが理由です。

もしアメリカでトラブルを起こせばそれなりの損害賠償を覚悟しなければならないかもしれませんね。。







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