シャドーバンキングとは?問題、仕組み、今後の展開! [ためになるニュース]
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中国経済を語るとのシャドーバンキング(影の銀行)という言葉をよく耳にします。
中国経済のバブル崩壊のきっかけになるかも、知れないシャドーバンキング問題についてわかりやすく簡単に説明していきます。
シャドウバンキングとは
「銀行を通さない金融取引」を指します。
具体的に言うと、
中国には国有銀行の一行以外に民間の銀行と言うものがありません。
そして国有銀行は近年融資の条件が厳しくなり、 融資が受けられにくくなりはじめました。
なので大企業や個人が投資家から借りはじめた。
投資家と借主の仲を持ってるのがシャドーバンキングです。
簡単に言うと
預金も集めるノンバンク。
ノンバンクと違うところは、小口で集めて、大口に貸し出すところ。
シャドーバンキングの問題
個人や企業だけではなく地方政府までシャドーバンキングを利用し始めた事が問題です。
地方政府は不動産プロジェクトで大金をシャドーバンキングから借りてます。
つまり地方の公共投資を、債権でも銀行でもなく、金利の高いシャドーバンキングから融資してもらってたのが、根本的な問題の根源だと思います。
100m2のマンションに3億円の値段がついたり、
誰もすまないゴーストタウンをつくったり、こんな状況が続くわけありません。
この不動産バブルが弾けたら、シャドーバイキングは倒産し、貸主にも莫大な損害が及びます。
IMFの調査だと不良債権が300兆円になる可能性が、あるとのこと。
もしバブルが弾けると誰も助けられなくて前代未聞の不況になる可能性があります。
ちなみに日本のバブル崩壊での不良債権は40兆円。
シャドーバンキングはその名の通り影の銀行で誰も正確な実態を把握できずにわからないのが、現状です。
シャドーバンキングの仕組み
シャドーバンキングは個人の投資家からお金を集めて、借主に融資します。
融資先は中小企業から大企業、それに地方政府にまで至ります。
シャドーバンキングの借主は、銀行で融資がおりないから、借りに来てますので、返済リスクが高いため、金利を5%〜10%と高めに設定してます。
(近年銀行融資の条件が厳しくなり、 融資が受けられにくくなっているのでシャドーバンキングに流れてくる )
シャドーバンキング側としても、信頼性の低いところにお金を貸しているのは不安です。
お金が返ってこないと不安なので保険をかけることを考えました。
その保険の事を理財商品(WMP)と呼びます。
商品と名前がつきますので、売買されます。
シャドーバイキングは返済出来ないかも知れない不動産プロジェクトにガンガン貸出しをして、その債権を小口に証券化して、理財商品として、投資家に売っていたのです。
小口の証券化にする意味は、
複数の債権を混ぜる事により、一つ不良債権化したとしても、他の案件が大丈夫であれば、全体として損失は少ないので、リスクは少ないからです。
理財商品は、5〜10%の金利を取っているのでバカ売れです。
今後の展開
中国の経済は今後、失速傾向にあります。
理財商品の多くは、不動産プロジェクトに投資していますが、不動産価格の下落も起こっており、先行きが怪しいのです。
つまり、理財商品に組まれている複数の案件のほとんどが、うまくいかなくなる可能性があります。
しかも、理財商品は大量に出回っており個人や企業がたくさん持って、おり万が一不良債権化したら損失を被る範囲が広いのです。
不動産バブルが弾ける
⇩
地方政府の不動産プロジェクトが失敗で終わり地方政府が債務不履行になる可能性が出てくる
⇩
シャドーバンキングが潰れる。
⇩
貸主(個人や企業等)に莫大な損害(300兆円)
⇩
暴動や混乱が想定出来る。
⇩
中国経済が失速して世界不況へ。
今回のシャドーバンキング問題は、アメリカのサブプライム問題とソックリです。
•無謀な貸出
•債権の証券化
•小口の証券を混ぜて売ってるので実態が把握できない。
•不動産バブルにより景気を支えてる。
第二のサブプライムショックが、近づいてるかもしれません。
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中国経済を語るとのシャドーバンキング(影の銀行)という言葉をよく耳にします。
中国経済のバブル崩壊のきっかけになるかも、知れないシャドーバンキング問題についてわかりやすく簡単に説明していきます。
シャドウバンキングとは
「銀行を通さない金融取引」を指します。
具体的に言うと、
中国には国有銀行の一行以外に民間の銀行と言うものがありません。
そして国有銀行は近年融資の条件が厳しくなり、 融資が受けられにくくなりはじめました。
なので大企業や個人が投資家から借りはじめた。
投資家と借主の仲を持ってるのがシャドーバンキングです。
簡単に言うと
預金も集めるノンバンク。
ノンバンクと違うところは、小口で集めて、大口に貸し出すところ。
シャドーバンキングの問題
個人や企業だけではなく地方政府までシャドーバンキングを利用し始めた事が問題です。
地方政府は不動産プロジェクトで大金をシャドーバンキングから借りてます。
つまり地方の公共投資を、債権でも銀行でもなく、金利の高いシャドーバンキングから融資してもらってたのが、根本的な問題の根源だと思います。
100m2のマンションに3億円の値段がついたり、
誰もすまないゴーストタウンをつくったり、こんな状況が続くわけありません。
この不動産バブルが弾けたら、シャドーバイキングは倒産し、貸主にも莫大な損害が及びます。
IMFの調査だと不良債権が300兆円になる可能性が、あるとのこと。
もしバブルが弾けると誰も助けられなくて前代未聞の不況になる可能性があります。
ちなみに日本のバブル崩壊での不良債権は40兆円。
シャドーバンキングはその名の通り影の銀行で誰も正確な実態を把握できずにわからないのが、現状です。
シャドーバンキングの仕組み
シャドーバンキングは個人の投資家からお金を集めて、借主に融資します。
融資先は中小企業から大企業、それに地方政府にまで至ります。
シャドーバンキングの借主は、銀行で融資がおりないから、借りに来てますので、返済リスクが高いため、金利を5%〜10%と高めに設定してます。
(近年銀行融資の条件が厳しくなり、 融資が受けられにくくなっているのでシャドーバンキングに流れてくる )
シャドーバンキング側としても、信頼性の低いところにお金を貸しているのは不安です。
お金が返ってこないと不安なので保険をかけることを考えました。
その保険の事を理財商品(WMP)と呼びます。
商品と名前がつきますので、売買されます。
シャドーバイキングは返済出来ないかも知れない不動産プロジェクトにガンガン貸出しをして、その債権を小口に証券化して、理財商品として、投資家に売っていたのです。
小口の証券化にする意味は、
複数の債権を混ぜる事により、一つ不良債権化したとしても、他の案件が大丈夫であれば、全体として損失は少ないので、リスクは少ないからです。
理財商品は、5〜10%の金利を取っているのでバカ売れです。
今後の展開
中国の経済は今後、失速傾向にあります。
理財商品の多くは、不動産プロジェクトに投資していますが、不動産価格の下落も起こっており、先行きが怪しいのです。
つまり、理財商品に組まれている複数の案件のほとんどが、うまくいかなくなる可能性があります。
しかも、理財商品は大量に出回っており個人や企業がたくさん持って、おり万が一不良債権化したら損失を被る範囲が広いのです。
不動産バブルが弾ける
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地方政府の不動産プロジェクトが失敗で終わり地方政府が債務不履行になる可能性が出てくる
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シャドーバンキングが潰れる。
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貸主(個人や企業等)に莫大な損害(300兆円)
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暴動や混乱が想定出来る。
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中国経済が失速して世界不況へ。
今回のシャドーバンキング問題は、アメリカのサブプライム問題とソックリです。
•無謀な貸出
•債権の証券化
•小口の証券を混ぜて売ってるので実態が把握できない。
•不動産バブルにより景気を支えてる。
第二のサブプライムショックが、近づいてるかもしれません。
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